もっとピアレビューを取り入れよう

 どうも。超インドア派にもかかわらず、寂しさを感じている時に人に誘われすぐに家を出ただけでなくバスに間に合わせるために走ってしまった、ひらりんです。

 皆さんはピアレビューという言葉をご存知でしょうか。ピアは仲間という意味で、仲間同士でレビューすることを指します。
これは様々な機会で使える手法だと思います。学校教育の場でもいいし、家庭でもいいし、もちろん職場でも使えます。

 私の大学では、このピアレビューが盛んに行われていました。英語でessayを何度か書く機会があるのですがそれを見合ったり、英語でプレゼンテーションをしあったり。
 これって非常に有効だと思うんですよね。私は結構0か100で考えがちなのですが、仲間のレベルがわかるとその程度を目指せばよいのかとわかるので、少し楽になります。

 他の人の成果を見ても、私より出来が良いとか下手とか一概に言えるものではなく、どんな人でも大抵部分部分で評価できるポイントがあるんですよね。その評価できるポイントを吸収したり、逆に自分の良いところを教えてもらったりすることで、より良いものを作れると思います。

 昨今教師が働きすぎであることが問題視されることがありますが、ピアレビューをもっといかせれば業務時間を減らすこともできると思うのですよね。
 小テストであれば隣の席の人と交換して採点しあうというようなことをやっている学校は少なくないのではないかと思いますが、こういったことの延長線上のイメージです。

 私は最近在宅で添削バイトをしているのですが、まさにピアレビューをやったらいいのにと思います。ちょっと他の人に見てもらうだけで、誤字や脱字は直せるし、研究をより深めるためにはどうしたら良いかも指摘しあうことができるでしょう。
 お金を頂いている身分で言うのもなんですが、こうやってお金を払って外部の企業に委託することなく学内のリソースで賄うことができるのにと、コスト面からももったいなく思ってしまいます。
 先に言った通り、生徒も評価するというプロセスを通して自身の能力の向上を目指すことができるのですから。

 ピアレビューにも問題点が無い訳ではありません。テストのようなものであれば不正が行われる可能性があったり、関係性によって質が変わったりするからです。また、小中学生の間で行われるものであれば、高度なフィードバックが難しかったり、レベルの差で諍いが発生する恐れもあります。

 私は早熟なタイプだったようで、小学生の頃は周りに辟易としていたのですが、そういう人からするとレベルの低さに呆れて時間の無駄に感じてしまったり、辛口すぎる評価をして相手を傷つけてしまったりするかもしれません。
 そうなると必要なのが、教師などの管理者による適切なマッチングでしょうか。ただ、そのマッチングも簡単とは言えません。もし失敗すると問題がまた起きてしまう訳です。

 マッチングの失敗により生徒間の問題が起きるようであれば自分で採点したほうが早いという判断になって、教師の残業時間がまた増えてしまうのだとしたら、それは嘆かわしいことですね。

 そういった問題ですら、生徒・教師共に上手く乗り越えていくというのも、今後の教育の現場では求められるような気がしますが、いかがでしょうか。

 自分が幼いころにもっと他の人のレベル感を知ったり、良い教育を受けたりしたかったなぁと思う、ひらりんなのでした。

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