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スクラップに棲む仔猫

おはようございます。
昨日も夕方、公園のあずまやで、
雨の中ひととき、
ウクレレを弾いておりました。

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「スクラップに棲む仔猫」

何も出来ずに
あの時も見てた
目が合った時も
笑い返せなかった

いつもの帰り道
スクラップに棲む仔猫と
遊んで和らいだ
いつもの帰り道

言いたいこと言って
みんなどこかへ行った
踏み潰された僕のひなた
ヤルだけヤッて
サイナラか…
みんなどこかへ行ってしまった

取り残されたあの子と僕も
一緒に帰ることはなかった


家に着いても
猫は飼えないと知ってた
パンをひとつ置いて
僕はその場を立ち去った

何も出来ずに
あの時も見てた
目が合った時も
笑い返せなかった

言いたいこと言って
みんなどこかへ行った
踏み潰された僕のひなた
ヤルだけヤッて
自分だけ…
みんなどこかへ行ってしまった

取り残されたあの子と僕も
一緒に帰ることはなかった

世界は大きく
夜は暗かった
ひとりじゃ歩けない
夜道を独りで歩いた

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23歳くらいの時に
ようやく出来た
「音楽を始めて描きたかった想い」の詩。

一言で片付けてしまえば
厨二病そのものなんだけど、
(僕の時代にはそんな言葉無かった)
40過ぎた今も、
時々かみしめるように歌います。

通っていた小学校の隣に、
何度か火事も起こした
スクラップ工場がありました。

どちらかというと僕、
いじめられっ子視点が強かったように思います。

同じように見えた
地味で目立たないけど
僕には可愛く見えるんだけど…
な女の子が好きだったりしました。

助けてあげたいけど、
何も出来ない自分を責めました。

誰も助けてくれないと想ってました。

大人になって、
誰にも助けられないとわかりました。

そして、
必ず心を救ってくれる何かが現れる。
そしてそれがそれぞれの力となって
導いてくれるようになる。

きっと誰の人生にもそれがあって、
だから彩り豊かな
一人ひとりの人生があるんだと
今、自分で、
みなさんで、
確かめることが出来ます。

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思春期の想いを描いた
これらの歌詞が
堂々と
唱えて叶えるべき
立派な態度だとは
今も想いません。

自己憐憫を絶叫する姿は
恥ずかしい限りです。

それでも「在った」想いだし、
今も「在る」んだと想います。
歌って現して、
また一緒に連れて行こうと想っている僕です。

そんな想いのテイストの「マメ」という曲が
レコーディングとミュージックビデオ
共々完成しました。

これからyoutubeに上げて
noteにもいろいろ綴ろうと思っています。

うたが、音が、言葉が、 もし心に響いてくれたなら サポートいただけたら嬉しいです。