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クリスマスの起源~日本(画家・作家・雅楽歌人 はせくらみゆきさん)

★要約=====
冬至』は昔からとても大切にされていた。世界中によくあるストーンサークルはちょうど冬至の朝日がぱあーっと入っていくその中央にあたっていく。季節の変わり目がなぜ大切か?極のとき。1~9であるときの9が極まってまた0から始まっていく。もう少しでクリスマス。クリスマスはイエス様の誕生日となっているがその時がお誕生日だったかは分からないとされている。この国は自然崇拝であらゆるものに神聖を見出していく多神教的なものの見方をしている。古代社会でも本当は一神教的なものではなく集合している。例えばクリスマスのもみの木はゲルマンの神木だった。ゲルマンは多神教的な価値観だった。当日の季節にやるのは実は妖精などがでてくる『ケルト』の風習。ユール祭。クリスマスは一枚岩ではなくいろんなものを寄せ集めつつみんなでまあいっかお祝いましょうという。
古い歴史を紐解いていくともともと人類は多神教的な価値観から始まっている。そんななかで日本は原始的な信仰の形態が何万年も続いていまに至る。いまこの瞬間も古代や未来空間も超えて祈りの周波数を共有できることが嬉しい。多神教的な価値観は西欧世界では『フンババ』という物語があるが精霊。そのときからどうしても人と自然という2極対立的な価値観が生まれてくる。気候の変動によって砂漠化したりあるいは農耕が過ぎると管理がはじまる。人と自然が寄り添うというよりは向かい合う中でどうしてもコントロールせざるを得ない。判断を間違うと即命に係わる。だから強いリーダーが必要。そういう中で自然をコントロールする意識が養われていった。たまたま日本は災害も多いがいまだに国土の67割が森林、海にはお魚がいて基本森で拾ったらなにかあるので恵まれていた。自然と対峙するよりも自然の中に包まれるような暮らし。(対立するよりも)せめて自然が怒らないようにと恐れながら感謝する価値観になった。良い悪いではない。たまたまの歴史的地理的な要因。竪穴式住居は半地下。そこに縄文の人たちが暮らしておられた。温度が一定になるのでけっこう暖かい。畳の原型の茣蓙があった。床暖房のよう。なぜ半地下か?お母さんのおなかのなか。循環の思想。輪。よるになって暗くなると母なる子宮のなかに戻り寝る。目が覚めたらお日様がばーっと広がり活動する。最大で働いていたのは当時4時間といわれている。朝日とともに起きていたので午前中の早い時間にはすることがなくなる。そもそもみんなつながりあっているという意識の中で「ありんこの目線」についてショーげんさんが言っていた。もともと彼らの思想は天、あまから尊いものからやってきたという大いなる尊きものから様々なものがなりかわっていた世界。実はいまもそう。もっとも小さな虫けらと呼ばれるような見えないものも天からおりてきて虫の目線でいる。いろんなものが大きく広がっているのでその瞬間を生きなければならない。ひとつひとつが尊くなる。そうやってつながり合いながら生きていく。虫の目線だけでなく大元を知っているから。その大元のことを「ひ」という。日をかたちにするとたま、たまいしひのすがたを『魂』と呼ぶ。上や下ではなく全部が等しい。

この日本は母音の国。お母さんの国。世界に7000語ある言語のなか3000は絶滅の危機と言われている。言葉のことを説明する前に『人間と動物の違い』とはなにか?動物は動物と外的の環境が直接。けれど人間は人間と外界の環境の真ん中にひとつある。なにがあるかというと『言葉による認識世界』という仮想空間。ひとが外界を認識するときに脳内で創られた概念空間をもつことで外界を認識する。言葉という仮想空間がある。ことばの認識が変わると外部認識が変わる。パラレルワールド。日本語はまさにそれをあらわしている。漢字の変換のひとつひとつがそう。わたしたちは普段からそれをビジュアルでみている。動物には仮想世界の捉え方はいまはない。なぜなら彼らのコミュニケーションは言葉ではなく瞬間なものだから。人間の場合は言葉、文字という文字変換があるので複雑化した社会性の強い生き物。そのなかでもとりわけ日本語は母音に変換できる。母音語族は日本とポリネシアの方だけ。あとは子音中心。母音語族のある特徴がある。それは声帯をつかわずそのまま音を出すので人間という動物の自然発生音。潜在意識が、脳内でいうと脳幹。無意識領域でつながりあおうという性質がある。わたしたちは黙っていても無意識化でつながっていく。鳥とも花とも虫ともつながっていく。それに対して子音語族は、脳の処理様式がちがう。良い悪いではない。9歳までの発語によって脳のスイッチがそのようになる。子音語は右脳で聴くので言語野にいくときに時間差がでる。そうすると時間差がでるので主体と客体という分ける機能から右脳でわたしを取り出して左脳にする。子音になると境界を明確にするためにことばを語るようになる。母音のひとたちはつながるために言葉を語る。もっというとどうしても子音になると言葉は武器になる。母音になると言葉は愛になる。という違いがある。

母音後族として残っているのは宇宙の意思。いよいよ物質文明から命を中心として生きる文明になるとき。そもそも比べるためじゃない、分かち合うため。音声、音は空気中を流れる振動。振幅と波形と振動数がある。声を発しず振動数を感じるとテレパシーとなる。以心伝心力。『オーム』について。そもそも言葉は自然のありよう事象のありようをそのままそこから出ているバイブレーションでひとが口腔内で真似てみる。そのありようが似たような音になっていく。オノマトペ、さらさらどきどきなどは音そのものによる感情感性体験を日本人はぜんいんもっていてそこから音のもとが創られている。事象と音の様態が同じ状態が最善最高最美。それがあったらすごいといっていたのがソクラテス。たまたま原始的なものが守られたのが日本。じぶんたちがすごいということではなく『誇りをもって生きていく』。子音が中心だと分けなければならない環境になりやすい。だから権利と義務をやらないといけない。
日本(語)はぜんぶ包み込みながらもさらに進展させていく力がある。ひとりひとりが暮らしの中で。和合伸展。古代の文明はおそらくつながっていた。もともとわたしたちは海の民だった。たまたま日本人は宇宙とつながっていた頃の原始的な記憶が残っている。宇宙は脳内の周波数をはかると私たちの身体のなかにそれを感知するシステムが備わっている。地球の自転も脳内で感知できるということは、東に向かうと活動的になる西に向かうと落ち着く。文明は西から東に流れてきた。冬至、ひの元の国にいることを心から自分のなかに喜んで欲しいと思う。自然とつながっていたらサインは受け取れる。母音語族はその感性が鋭い。松果体でうけとって右脳で感じ左脳で言語化する。両方大事全部大事。母音も子音も両方大事。

2024年の干支『甲辰』
辰(龍)について。二重螺旋は龍の動き。森羅万象を龍とも言える。わたしたちは森羅万象の響きのなかで生きているのでわたしたちの身体もハーモニーのなかで物質世界ををみている。

はせくらみゆきさんのイメージは、知性・感性・母性・少女性の宝庫。溢れる愛の女神♡いつもありがとうございます。大好きです。後ほどコメントいたします。



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