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テレ東ドラマ「最上の命医」で魅せる斎藤工さんのプロフェッショナルさ

テレ東にはグルメドラマのほかに、〝医療ドラマ〟もたくさんあります。「ドクター調査班」「病院の治しかた」「神様のカルテ」などなど、それぞれにキャスティングやストーリーの個性があります。そんな中で今回は斎藤工さん主演の医療ドラマ「最上の命医」についてご紹介します。

たくみメイン

「最上の命医」は若き天才外科医を主人公にした医療マンガが原作です。テレ東にて2011年に連続ドラマ化されたのち、2016年、2017年、2019年にスペシャルドラマとしてそれぞれ新作が放送されています。

私は記者時代に取材させていただいた2016年のスペシャルドラマに思い入れがあります。こちらはアメリカから5年ぶりに帰国した斎藤工さん演じる西條命(みこと)が、総合病院にて臨時職員として働きます。「子供の命を救うことは、未来を救うこと」という信念を大切にする命が、小さな子供たちの命に次々と奇跡を起こす姿が観る人の心を打つ感動のストーリーです。

たくみ

主人公の命は、0歳の時に自身の心臓の大手術を成功させた先生からの教えである〝医者は目の前の患者だけではなく、その家族や子孫の繋がりである「無限の樹形図」を救うことが大切〟という信条を胸に、日々医療現場で患者さんに向き合っています。当時、さまざまな困難に直面しながらも小さな命を救うために全力を尽くす命を演じた斎藤さんにインタビューさせていただいたことがあるのですが、斎藤さんは「本当のお医者さんがドラマを観ても、嘘だと思われないように演じたい」と、医師という役柄の一挙手一投足に真摯に向き合っているのがとても印象的でした。それは、本当の医者のように命を救うことや子供たちの、日本の未来を考えているのとともに、手術シーンの専門的な所作の一つ一つに愚直に取り組んでいることがドラマを観ればしっかりと映像を通して伝わってきます。ぜひ多くの方にチェックしていただきたいです。

そんな医師という専門的な役を、俳優としてのプライドや、1人でも多くの視聴者に命の大切さを伝えたいという矜持を持って演じられた斎藤さん出演の同作。コロナ禍で今まで以上に医師や看護師をはじめとした医療従事者の方に敬意と感謝を持って過ごす昨今において、「最上の命医」を通して、改めて命の大切さを考える時間を持つことは意味があることだと感じました。


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