「他責」からの脱却

20年以上仕事をしている間にいろいろな人に出会う。
ふりかえると・・・反面教師が多かった気がする。
僕にとっての反面教師は「他責」の人。
つまり、周りの人や状況の責任にする人。

「あの人は○○だから」「こういう状況なので仕方ない」・・・人のせいにする。つまり言い訳ばかり。

一見「自分は悪くない」と言っているようである。しかも、話が長く、「分析してるねぇ」といった感じでもある。

しかし、僕は思う。

「他責」=「自分は無能」という宣言をしている

世の中、自分の力ではなんともできないことは山ほどある。
それはわかっているし、真理である。

でも、それを少しでも改善していく。これが仕事であり、「教育」を担う我々の責務である。

「○○はいくら指導しても無理。あの子は・・・だから。」

指導がうまくいかなかった。それをその子にせいにしていてはダメ。

「あいつは本当に困った奴だ。」

指導がうまくいかなかった鬱憤をはらしているつもりかもしれないが

自分の指導では無理だった=自分は無能

と高らかに宣言しているようにしか、僕には見えない。

そして・・・「この人、このまま、成長しないで仕事を続けていくんだろうな・・・」と行く末を心配する。

「他責」の人の多くは、「自分を変えようとしない」からである。