見出し画像

背景、裕二様。

あなたが笑ってくれる、それだけが僕の全ての宝物。どんなに辛い時でも、ずっと抱き続けて。あぁ…子どもの頃に、見上げてた空は僕の全ての宝物。今でも変わらずにこの手を伸ばしているから…。

すみません。血迷いました。世界陸上を見てたら、何かが足りない。絶対的に何かが足りない。陸上は400mで約30年ぶりに日本新記録。さすがの僕もテンション上がりました。ただ、何かが足りない。アナウンサーがその興奮を伝えてる。この100倍の距離を異様な速さで走ってた高橋尚子さんも喜びを伝えてる。

ただ、絶対的に足りないものがある。……そう、裕二だ。裕二が足りない。55歳の裕二が足りないんだ。なんやかんやでレース明けのあのコメントで、僕らのテンションをぶち上げてくれてたんだ。本当に「いなくなって、その人のありがたさに気付く」とはこのことだと思います。

最後の裕二の世界陸上の放送で、陸上へのアツい思いを散々話した後、あの名ゼリフが言えなかった最後。「地球に生まれてよか…」で関西ローカルのCMが始まった時は、腹ちぎれるぐらい笑いました。

で、今年の世界陸上。結構日本人選手がええ記録を出してます。ただ、まだ解説業に慣れない人の声がまるで船場吉兆の囁き女将状態だったり、なぜか競歩のゲスト解説が正月に関東の大学が山を登ったり下ったりを2日間する大会の優勝常連校の監督やったりでどこか違和感がありました。

ただ、違和感はそこじゃなかったんだ。裕二がいない…。1997年から25年間見続けてみたものが急になくなる違和感ったらないんです。裕二ならもっと盛り上げてくれるのに。裕二なら「なにがそんなに嬉しいねん!」というぐらいのテンションで語りまくるのに。

背景、織田裕二様。あなたの能力に感服します。トレンディー俳優時代にこのオファーが来た時は「なぜ僕が?!」と思ったことでしょう。断ることも考えたでしょう。ただ、世界陸上の曲は、星野源の歌じゃない。世界陸上の曲は、世界水泳のB'zのUltra Soulばりに、あなたの曲が1番似合います。

冒頭に書いたのは僕のポエムではありません。織田裕二様のあの世界陸上の歌の英語のところを日本語にしただけです。あなたの「All my treasures」が流れてこその世界陸上なんです。

世界陸上愛に溢れたあの歌詞。調べてみたら、作詞はまさかの溝下創さんという方でした。なぜでしょう。動悸が止まりません。ただ、世界陸上には絶対、織田裕二が必要です。それを見るたびに感じるので、違和感がすごいです。僕にとっての宝物やったと、失ってから気付きました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?