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ミニマリストなのに、印鑑を10本も持っている話

ミニマリストとは、モノ捨て人である。間違ってはいないけれど、これはミニマリストの本質とはちょっと違っています。

ミニマリストとは

何でもかんでも捨てる人のことではなく、本当に自分に必要なモノを取捨選択して、極限まで削ぎ落として暮らしている人 のことをミニマリストといいます。

私も、そこまで突き詰めていないとは言え、ミニマリストの予備軍ミニミニマリストです。(ややこしい‥笑)

20着のワードローブ

私のクローゼットにある洋服は上が10着、下が10着。一年を通して20着前後の服で過ごしています。 それで不自由したことはないけれど、周りの人からは「さすが整理のプロだね」と言われたりするので、一般的な服の量よりはずっと少ないのでしょう。

でも、内訳をみるとその20着の中に全く同じシャツが2着あったりもします。形や着心地が気に入っている服は、2枚買ったり色違いを買ったりするのです。

ミニマリストはとにかくモノを捨てる人だと思われがちですが、自分に必要だと思えば人より余計に買うこともあるということです。

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10本のハンコ

もうひとつ例をあげると、私はハンコを10本持っています。100円ショップの安いシャチハタです。

なぜ、10本も持っているのか。
駆け足で説明すると以下の通り。

⚫︎玄関に1本(宅配便用)
⚫︎リビングに1本、和室に1本、私の部屋に1本、これは子どもたちが「お母さんこれハンコ頂戴」と学校のお便りを持ってきた時、どこにいてもすぐ対応できるようにするため。
⚫︎息子と娘に1本ずつ。夫にも一本。
大して重要じゃない書類なら、ママが対応できなくても自分で捺印してハンコを押してもらっちゃうので。(大きな声では言えないけど)
⚫︎職場が二カ所あるので、それぞれに1本ずつ。
そして、バッグに1本。(持ち歩いているペンケース)

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↑ 玄関のハンコ
(DAISOの印鑑+無印の歯ブラシスタンド)

探す手間、取りに行く手間を削ぎ落とす

最近は、体温カード(子どもの体温を記録して捺印して提出する)という習慣も増えたので、毎日のようにハンコの出番がきます。

もし、我が家にハンコが1本しか無かったら、事あるごとにその場所にプリントを持っていかなければいけないし、家族の誰かがちょっと持ち出したら「ハンコ誰か使ったー?」と大捜索が始まるでしょう。

こういうモノは、使いたい時にワンアクションでサッと使えてサッと戻せる事が大切だと思っているので、我が家では家中にハンコが用意されているのです。

ミニマリスト=モノと向き合う人

本当に必要なモノだけに囲まれた、研ぎ澄まされた生活というのは、ただ闇雲にモノを捨てて減らした暮らしではなく、自分を楽にしてくれるモノ、ハッピーにしてくれるモノだけを持つという事なのかなと思っています。

その適正量は人それぞれ。

モノを減らすだけでなく、時には増やすという選択肢も取り入れることで、モヤモヤの元が解決するかもしれません。


今日も片付けで、暮らしをちょっと楽しく
整理収納アドバイザー
井上ヒロ

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