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私がキッチンにお客さまを入れたくない理由

それこそ、コロナ前の話にはなりますが。

我が家は近所と仲が良く、頻繁にたくさんの人を招いてホームパーティーをする家でした。 (大人と子ども、合わせて20人くらいで食事をする事が一番多かった)

その度に少し迷うのは、お客さん(友達)にキッチンの作業を手伝ってもらうかどうかです。結論から言うと、私はあまり人をキッチンに入れたくない派なんです。

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私のテリトリーに入らないで?

人によっては、台所はパーソナルスペースだから他人を入れたくないとか、調理器具を色々触られるの嫌だと思うかもしれません。

でも、私はあまりそこは気にならず、人が台所をいじられること自体は大丈夫。生理的にイヤ!みたいな気持ちは全くありません。(イヤな理由はそこじゃない)

整理収納アドバイザーだから。
いつもキレイにしてるから平気なんでしょ?

という話ではなく。(パーティの時なんて、普通にゴチャゴチャなので) シンプルに人の目が気にならない、そういう性格なんだと思います。


逆にプロとして色んな家庭の台所を見てきたので。

ちょっとくらい散らかっていてもそれが当たり前。 「リアルな普通」が分かっているので、恥ずかしい気持ちにならないのかもしれません。

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キッチンに入ってほしくない理由

でも、私にも「キッチンに人を入れたくない理由」があります。 これは "私を含めて" なんですが。

パーティの最中に誰かがキッチンに付きっきりになっている、という状態がとてもイヤなんです。
みんなで楽しみたい。

家事育児仕事、私という人間の全ての行動理念なのでもう一度言います。みんなで楽しみたい。


みんなで楽しみたい!

みんなに楽しんでもらいたくて、誰かが小間使いのような動きをしていると気になってしまうんです。

例えば、みんなでトランプをしている時に、誰かひとりがせっせと食器を片付けたりしていると気になって私まで楽しめない。なので、我が家のパーティだとしても、私自身も台所にはほとんど行かなくて済むようにしています。

これも性格だと思うので、私がホスト役のパーティでルール化しているだけです。(招かれた側の時は、その家のルールに従います)


私のパーティルール

① 給仕役を作らない
② 仕事を増やさない
③ 全員で遊ぶ

① 給仕役を作らない
キッチンの作業は最小限にして複数でやるようにしています。お料理を準備したり、片付けをしたり、手伝ってもらっても良いけど1人ではやらない
キッチンも「作業場」ではなく「パーティ会場」の一角として成り立つようにする。

② 仕事を増やさない
料理は温めるだけにしておくなどしてなるべく作業を増やさないようにします。
パーティの時は、堂々と紙皿や紙コップを使います。食器はセルフで取って使ってもらう。洗わない。(模様やイラストのついた紙コップにすると、誰のものか分かりやすい)パーティが終わった後も小さく丸めて捨てるだけです。

③ 全員で遊ぶ
子どもたちがいる時は、なるべく大人もカードゲームやボードゲームに参加して遊んでもらいます。その場にいる全員で笑う。(途中で、ちょっとママたち抜けておしゃべり、みたいな感じは全然アリ)
全員が「楽しかったー」と笑って解散したい気持ちが強い、というよりそれが全てです。

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普段からみんなでやろう

2〜30人のパーティの話なんて、このコロナ禍でもう非日常な話かもしれません。

でも、誰かひとりが頑張らないということは、普段の生活でもとても大切です。お母さんひとりが忙しくしている台所にはしたくない。お母さんが忙しそうにしている中で、ゴロゴロくつろげる子どもになってほしくない。

食後は各々が使った食器を運んで、テーブルを拭いたり片付けたりする。 家族みんなでなるべくやる。みんなでやれば本当にあっという間に終わるので、家族みんながすぐにソファへ座ってくつろげます。会話が増えます。

ひと昔前の日本では、お母さんはひとりで台所仕事をしている事が多かったのだと思います。私の母も義母も、なかなか座らない "くつろぎ下手" です。

でも、
家族がいる場合、毎日が小さな規模な会食であり、お母さんがホストで家族がゲストなわけではありません。みんなが公平に楽しく暮らせるようにしていきたいなと思います。 


というわけで、明日は "あっという間にリセットできるキッチン収納のコツ" をいくつかご紹介します。

今日も片付けで、暮らしをちょっと楽しく。
整理収納アドバイザー
井上ヒロ


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