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道東の冬に会いたくて 網走まで②

一日目

フライトはPeach。
残念なことに、今後、女満別空港へのフライトも釧路同様
極端な減便になってしまう。

13:30発 女満別空港行き
前日、東京にも雪が降ったため、
空からの眺めは一面雪景色

関東上空

15:15 2時間弱、まもなく女満別空港

上空から、広大な氷結した網走湖

15:30 女満別空港着
初めて降り立った空港は釧路空港と同じサイズ感

預けた荷物を早々に受け取り
15:45発 市内巡回バスに乗り込む。
市内までは30分もかからない。
網走バスターミナルで降り、ロッカーにスーツケースを入れて
いざ、流氷まつり会場へ歩く。

屋台村は、雪像とは別のところで開催していたのか! 帰ってきてから気づいた

市内を流れる網走川を渡る。網走の街は想像よりも都会的。
網走川を隔てて街の西側には、住宅地が密集した高台がそびえ立つ。
みるみるうちに
頭に描いていた灰色だった地図が彩を帯びていく

歩道に積もった雪 おお、期待していたとおりの雪国!

橋を渡り切って、流氷まつり会場へ入る。

網走川沿いに、氷像たち
網走の冬空に向かって 飛翔

氷像展示の奥に、雪で造ったキャラクターたち

いつもの愛らしいシマエナガも、今日は凍り付いたような表情

「ミニオンズ」「サッカーワールドカップ」「SPY×FAMILY」など
時の名作が展示されていた。

その中央に、なんと「イータくん」。
国税庁e-taxのキャラクター。

イータくん 「国税庁ホームページ」より
いい写真が撮れなかったので、実物?で

幼い子どもが「あ!イータくんだ」と叫んでいた。
イータくんは、網走市民とは仲良しなのか。
申告業務から逃避してきた私を先回りして待ち伏せしていたかのようで
しばし私も雪像と化す。

市民の皆さんが家族で訪れる、地元に根付いたお祭りだった。

氷で造った滑り台 私も滑りたかった…
露店は良心的な価格で、それだけで温かい気持ちになった

今度は、港に近い側の橋を渡ってバスを降りた側に戻る。

網走川の夕景 川面にはうっすらと氷が。

流氷船おーろら号発着の港まで足を伸ばす。

陽はとっぷりと暮れ、濃紺と白のみごとなコントラスト
最終日に乗船しようと思っているおーろら号が停泊していた

おーろら号乗船場に立ち寄ると映画「北の桜守」のセットがあった。

割烹着が良く似合う吉永小百合さん

そして乗船チケット売り場に行ってみると、まだ窓口は開いていて
13日9:30のチケットを予約することができた。
ツアーが埋まらなかったため、キャンセルが出たのかもしれない。

今日の網走はここまで。

そして降り立ったバスターミナルへ戻り、網走駅までバスで移動した。

18:00 網走駅着
斜里行の電車までの時間、ゆっくり駅で過ごす。
網走駅は、釧路駅より小規模だった。

縦書きで書かれているのは、網走刑務所を出所していく人たちに横道逸れずに生きていてほしいという当時の駅長の思いだということを、網走監獄の展示で知った
網走駅には、釧網線と石北線が乗り入れている
鉄道敷設は昨年150周年 新前橋、渋川駅は一昨年100周年 その間の開駅だ
ヘッドマーク みんな親しみやすくて、あったかい
とうとう網走に来ましたー

18:45 釧網線乗車 斜里に向かう

顔がこわばった釧網線 いつもお世話になりまーす
これに乗っていれば釧路まで行ける…
釧路を裏切っているような後ろめたさ

車窓からの雪の白ささえわからない夜の列車
海岸線のすぐ近くにある北浜駅の素晴らしい眺望も…
写真で見た景色を思い出しながら妄想する

19:39着 斜里駅

まだ新しい駅舎
こじんまりした中にも、待合室と観光協会が入っている

新しくておしゃれな 斜里駅

駅舎を出ると
目の前にはドカーンと
今夜の宿 ルートイングランディア斜里駅前

駅のすぐ前 左に見えるのが、斜里バスターミナル

グーグルマップ上で見ていた場所
北海道から突き出したカタツムリの角のような知床半島の付け根
灰色だったこの場所も
見る見るうちに色を帯びていく

この場所、好きかも

チェックインを済ませ部屋に入る
ツインを一人使い 贅沢
窓からは眼下に斜里の人たちの暮らし
そしてすぐ真下には
斜里駅
待ち望んでいた贅沢な時間を過ごせそう
グランディアにしてよかった

夕食を求めて街へ
居酒屋を見つけてカウンターへ
生ビールと店おススメのおでん種、そしてカキ酢をつまむ
旅先でのカウンターの心地いいこと
後方の座敷では
ご近所さんの楽しい宴

居酒屋「波の華」 胃の調子が悪くあまり食べられなくて、スミマセンでした

店を出て
静まり返った斜里の街を歩く
片側一車線のほどよいサイズ

静かな街の道 どこまでも歩いていたい

歩道の両側には除雪された雪の山
セイコーマートで明日の朝食を買う

心地いい
ホテルまでの道すがらを楽しむ

あちこちに除雪の山

ホテルに戻り、さっそく1階の露天温泉風呂へ
一緒になった方に思い切って話しかけてみる
JR北海道の6日間フリー切符で
札幌から7時間かけて斜里まできたという
6日間鉄路と共に道東を楽しむ予定だそう
なんだか贅沢。いつか私もやってみたい

部屋からの斜里の夜景を楽しみながら、就寝

明日はいよいよ知床




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