上達したいならカットはするな!

さぁ上手くさせてあげられない無能な上司のポイントはわかったかな?
この記事では無能な上司の下でも上手くなれる方法を伝えていくね

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カットは手ではなく目を鍛える

実際にうちのスタイリストたちはウィック10台も切らないけど
上手にお客様のカットをしてる

まず最も大切なのは上手く切れるかではない
何が上手いか見分けることが出来るかなんだ

目を鍛える方法を2つにわけよう

1.練習より答え合わせが大切

ダメな先輩が新しい技術を教えるときって
実際のその先輩が一度切るよね?
でもその時にメモなんて無駄な作業させるから
結局100%集中して見れないんだよね

で、仕上がりを軽く見せて
「はい。やってみて」

出来るか!
そんな状態でやらせてもウィッグの無駄

その切った仕上がりを見せて、触らせる、感じさせる
そのスタイルの特徴、ミスしやすいポイントなんかも説明するとよりいい

30分は眺めろ
ずーっと揺らしたり、置いて遠くから見たり
そしてその日は帰ってもいい笑

でもその夜は目を閉じても仕上がりが、目の裏に浮かぶくらい
リアルに想像しながらお風呂に入ったりしな

そして別の日に初めて切る
その時は上司にお願いして、切ってるところを見てもらったほうがいい
間違ってるところはその都度言ってもらえ
1時間かけてもいいから、とにかく丁寧にやる

焦らなくていいかろとにかく正確にだ
その一回で上司と同じレベルになるように仕上げる
「その仕上がりなら、検定に合格だ」ってレベルだ

で、また30分かけて答え合わせ
その仕上がりを目で覚えるまでだ

違いや説明時間は含めず、目で穴をあけてやるくらいにだ笑

細部を見るのも大切だ
手を入れて動かす、逆さ向けてみる、ブンブン振ってみる
とかだ

2.いい加減な性格はカットは上手い

こんな経験はしたことがあるかな?
君は絵を描いていて、すごく上手に仕上がったなと満足した

ところが、翌日だったり
ごはんを食べた後に見てみると
「あれ?こんなに下手だったんだ...

これはね、目が細かいところを見すぎていて
全体を把握できていないんだ

絵で言えば、目はすっごい上手いけど
左右違うとか、顔との大きさが合わないとか

美容師の技術ってな、まじめな人ほど
上手くなるのに時間がかかるんだ

何回も何回も、瞳を頑張って練習して
「上手くできた!」
そして次の日に愕然とする笑
俺がそうだった

いいか?1と矛盾するように思えるが
美容師ってのはいい加減さもないといけない

いい加減って表現が嫌なら
曖昧さでもいい

1で書いたようにこまかいところを見終わったら
次は自然にシェイプして
2m離れたところから見るんだ

深呼吸して、薄目で見る
これが翌日に見る絵なんだ

今度は細かいところは見なくていい
全体を一つのバランスとしてとらえてみる

実際にカットやワインディングもそうだ
すべての技術は手の訓練でも、反復練習でもない
正確な目を鍛える訓練だ
早さは後でついてくる

一発で1mmもずれない美容師が上手いんじゃない
その1mmの誤差に気付ける美容師が上手いんだ

完成図を見て、比べるのは答え合わせなんだ
間違いに気づかず勉強しても
テストでいい点なんかとれないだろ?

正確な完成図がみえてくると
今度はそのうち手が慣れて
自動的に考えなくても作れるようになるし
タイムも自然と早くなってくる

遠回りのように思えるかもしれないけど
練習は毎日やるより、週に2回でいい

ワンセットでいいからじっくり時間をかけて、正しいものをつくり
同じ時間をかけてよく見る

目を鍛える

ウィッグなんて10台もあれば
俺が素人から立派なスタイリストにしてあげれる

300台はウィッグカットしてきた俺が言うけど
中身のない回数なんて無駄だから

練習ってのはお金も時間もかけなくていい
お金と時間は君の幸せにために使いなさい

---美容師の教科書---

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