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「白い手の残像」汐見薫(毒素感想文)(*ネタばれ注意)

表題の白い手は、
九条真知子が、飛び落ちてきたときの
残像。

しょっぱな、新聞記者の広瀬と
謎の老人、山室の間に、真知子が
上から降ってくる。

本人は自殺?で即死。

その死をめぐって、
銀行や建設会社の癒着や
会計法人がからんでくる。

真知子は割烹料亭「香林」の
やり手経営者。

その真知子と、銀行のエライさん板垣、
建設会社の山辺が
アメリカで起こした交通事故。

いろんなことが重なって
真知子は、他殺されていた。

特記すべきは、なぞの老人山室が
実は、元検事だったということ。

汚職問題をバサッと切る
小説だった。

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