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一日一言(1月21日)

1.安岡正篤(心を養い、生を養う)

『王陽明の抜本塞源論②』

その教を要約すれば、
ややもすれば見失い易い道心を把握して、
人倫を厚くすることに過ぎない
根本はここにあって、
学問ということもこの事を出るものではなく
ただ親に孝に、その長に弟に、
心体の同然に復らせるにあるのである。
それは元来人々本具のもので
外から借りてくる必要のないもの、
誰にも出来ることなのである。

→日々の生活が全ての修養である。
 まずは家庭の和合から意識する
 家庭から仕事へ
 仕事から地域へ
 地域から社会へ
 家庭でできないことは仕事でできない

2.森信三(修身教授録)

『世のため人のために』

真の志とは、
この二度とない人生をどのように生きたら、
真にこの世に生まれてきた甲斐が
あるかということを考えて、
心中につねに忘れぬということでしょう。
ですから結局最後は、
「世のため人のために」という所がなくては、
真の意味では志とは言いがたいのです。

→すぐにその感覚にならなくてもよい
 ただ目の前の人を大切にする
 目の前の人に尽くすといった
 代償の先払いの延長線上にあるもの。
 コツコツと自身の力量をつけていく。 

3.松尾芭蕉
(今日一日を楽しく生きる知恵)

『人生の無常』

波の花と 雪もや水に かえり花
(如意宝珠)

波が 浜べに
大きな 花が咲いたように
バーンと くだける。
その波の花に
はら はら 雪が降り込む。
ああ あの雪は 波にもまれて
ふたたび 水に返っていくのは?

少しの時間、静かに自然の姿を
みつめていると、
人生の無常の見方にふと変わる。

→松尾芭蕉の俳句を読みと
 日本の四季や風景に着目し
 その流れで人生を説いているものだと
 20日目にして少しずつ実感してきた
 現代では自然に意識することが少ないため
 より自然に目を向ける努力をする

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