『人生にはアップダウンがある 』 人には執着があり一度登った山の頂上から降りようとしないものである。目先の変化に動じずにどっしりと構えること。頂上に近づいたら次は下りだと身を引き締める。下っているときは落ちぶれているとは思わずに新たな高みに登るためのステップだと受け入れること。

『型があるから型破り』 『型があるから型破りができる。型がないのは型なしだ。』 これは歌舞伎役者中村勘三郎さんの言葉だ。これは他のことでも同じことが言える。 なにごとも基礎を疎かにしてはいけない。徹底的に基礎をやりきったからこそ次のステージに進むことができる。基礎の反復練習だ。

『成功の反対は何もしないこと 』 成功の反対は、失敗ではなく“何もしないこと”だ。行動すると結果が得られる。どのような結果であっても人生経験が残る。何も行動しないと人生経験が残らない。失敗しない生き方をしていると、成功はやってこない。無意識に失敗を避けていないか気をつけることだ。

『才能開花を焦らない』 大器晩成と言うが、 大きな器を満たすのには とにかく時間がかかる。 苦悩の連続となるが、 開花すると 多くの人を救う人間となる。 
開花を焦らないこと。 「生があるうちに 認められなくてもよい。」 という気持ちで、 ただ淡々と今為せることを為すだけだ。

『学び、智慧を身につける』 五徳は各方角に位置している。北方は智徳である。天子南面すの通り北方は帝王の位置となる。人の上に立つものは智慧を身につけなくてはならない。帝王学を自ら学び血肉にして、意思決定をしなければ人生の意義を見失ってしまう。誰よりも学び日々の中で実践していくこと。

『断られても諦めない』 想いをわかちあったとしても上手くいかないことがほとんどだ。1回や10回や100回程度断られて諦めてしまうのは凡人。どれだけ批判されようが無視されようが、何千回も何万回も想いをわかちあい続けていくこと。ある時突然、才能が開花し世の中で活躍できるようになる。

『報われなくても努力する』 努力をして、成長したからと云って、必ず報われるわけではない。必ずしも報われはしないが努力や成長をしない限りチャンスのステージにさえ立てない。努力が必ず報われると考えていると上手くいかなくなる。報われる報われないに関係なく、ただ淡々と努力し続けることだ。

『練習期間は貴重である』 不器用さは 練習をするための特権である。 手間や時間をかけ、 苦労して身につけた才能は、 すぐに枯れることがない。 

才能を開花させるためには 練習が必要だ。 開花してからは、 練習することができない。 開花するまでの期間が貴重なのだ。

『苦悩において成長する』 苦悩した分だけ人は成長する。全く意味を持たない“単に無駄な悩み苦しみ”というものはこの世に存在しないのだ。 どんなに辛く苦しい毎日にも、後から振り返ってみると何らかの意味がある。その時にはわからない。振り返ってみて初めてわかるものなのだ。

『切に生きる 』 仏教は無常を説く。自分自身が無常そのもので、明日、生きているかさえ、分からない。だからこの一瞬一瞬を切に生きているかが大切となる。人は必ず死ぬということを理解すると切に生きられる。人は刻々と死につつある。こうして生きている時間を大切にして自分を磨いていくことだ。

『他人を大事にする』 挨拶をする。長幼の序を意識する。 きれいな言葉遣いをする。 礼節をわきまえている者は、 人生の未来が開けていく。 

礼節とは他人を 大事にすることである。 他人を大事にする人には徳が備わり、 人や物が自然と 集まってくるようになる。

『力で信頼は得られない』 自分を律し義理をわきまえている者組織の前進力を得て、勝負に勝つ運気を得る。また会社や家庭の安定と、人生の土台を得ることができる。 権力や肩書では長きに渡って人を動かすことはできない。真に人を動かすのは信頼であり、その人自身の日々の在り方である。