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一日一言(1月5日)

1.安岡正篤(心を養い、生を養う)

『新年の解』

 新という字を知らぬ者はない。
しかし新という字の真の意味を
解する人は案外少ない。
元来この字は
「辛」と「木」と「斤」との組み合わせである。
 辛は努力を意味し、
斤は木を斬る「まさかり」「大をの」であり、
これで木をきること、
それから「斤斤」といえば明らかに見わける、
又いつくしむ(慈愛)の意がある。
 即ちよく木を愛し育て、
それを努力して加工し、
新ーーーーあらたなものにして活用する
ということを表すものである。
 こんなに深い正しい意味を知らないで
「あたらしがりや」など、
目先の変った、ものめずらしいということに
軽々しく解するのは、とんでもないことである。
 本当に新しくするのには
大した用意と努力を要するわけで、
新人などざらにあるものではない。
年の始に勉強せねばならぬことは、
まずもって自己を
どう維新するかということである。

⇒日本語を探求すればするほど
 深さを実感する
 はせくらみゆきさんのお話で
 日本と外国で2ヵ国くらいが
 母音で発音する国
 他はほぼ子音で発音する国
 だから我々は虫の音や川の音を
 音で表現できる
 漢字にも全て意味がある
 無意識領域を意識化していきたい

2.森信三(修身教授録)

『人生の価値』

 人生の価値というものは、
その意義を認めることの深さに応じて
現れてくるものであります。
したがって人間の生涯を通じて
実現させられる価値は、
その人が人生における自分の使命感の意義を、
いかほど深く自覚して生きるか否かに
比例するとも言えましょう。

⇒自分の宿命、使命
 すぐには明確にはならないかも
 しれないが
 必ず導かれるものがある
 世のため人のために尽くす
 目の前の人に尽くす
 そして今を一所懸命に

3.松尾芭蕉
(今日一日を楽しく生きる知恵)

『平穏無事の基盤』

天秤や 京江戸かけて 千代の春
(俳諧当世男)

でっかい天秤に
京大阪と 江戸を
両端に ひっかけてみよう。
どっちが 重くてもいけない
二つの景気が釣り合いが
うまい具合になるような
新年になりように・・。

京大阪と東京の調和した経済の発展が、
わが国の平穏無事の基盤となる。

⇒全てはバランスが大事
 競争ではなく協力
 和合が全て


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