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一日一言(1月17日)

1.安岡正篤(心を養い、生を養う)

『自己鍛錬の妙楽②』


身体ばかりではない。
生理ばかりでははい。
精神、心理という意味に於ける性理、
命理もすべてそうです。
そんなことから、病弱とか、愚純であるとか、
貧乏であるとか、多忙であるとかいうことは、
逆に自分自身を鍛錬する非常な妙楽、
否、妙薬以上のものであります。

→鍛錬する場という概念がなかった
 自分を律するため
 成長させるための現象と捉える
 辛いのは自分への薬と捉える

2.森信三(修身教授録)

『教育と礼』

私は教育において、
一番大事になるものとなるものは、
礼ではないかと考えているものです。
つまり私の考えでは、
礼というものは、
ちょうど伏さっている姿を、
仰向けに直すようなものかと思うのです。
器が伏さったままですと、
幾ら上から水を注いでも、
少しも内に溜まらないのです。
ところが一たん器が仰向きにされると、
注いだだけの水は、
一滴もあまさず全部がここに溜るのです。
これはまさに天地の差とも言うべきでしょう。
実際人間は、敬う心を起こさなければ、
いかに優れた人に接しても、
心に溜るということはないのです。

→全ての人に対して礼儀礼節を意識する
 自分以外の方から学ぶ心がけ
 敬う心を養う意識を持つ

3.松尾芭蕉
(今日一日を楽しく生きる知恵)

『生きることの楽しみ』

蒟蒻の さしみもすこし 梅の花
(芭蕉庵小文庫)

なにごともなかったように
しずかな しずかな
梅の花
その花だけを見つめて
こんにゃくのさしみで
ちょっぴり 酒を飲む
うまい!

こんにゃくちょっぴりのさしみで、
梅の花を見ながら酒を飲む。
生きるとは、素晴らしい。

→花を見てお酒を飲む
 花見くらいしか意識していない
 もう少し自然を意識することが
 完成や直感が大事

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