一日一言(1月20日)
1.安岡正篤(心を養い、生を養う)
『王陽明の抜本塞源論①』
王陽明はいう。
抜本塞源ということが明白にならぬと、
天下は到底救われない。
人間は私があるのと、
欲に蔽(おお)われるために、段々小さくなり、
頑なになり、終には親子兄弟の間まで
仇讐の様になる者も出てくる。
そこで聖人は天下を教えて、
私は克ち蔽を去らせ、
総ての人間に共通の心の本体に
復(かえ)らせようとするのである。
誰も初めからそんなに間違っているのではない。
皆斉しく天地万物一体の仁を
具えているものだからである。
→すべての人は生まれながらにして
仁を具えているという考え方
だからころ仁を尽くし続ける
生き方をすることが大事。
2.森信三(修身教授録)
『野心と志』
私達は、また野心という言葉と
「志」という言葉との区別を
せねばならぬでしょう。
野心とか大望というのは、
畢竟(ひっきょう)するには
自己中心のものです。
すなわち自分の名を高め、
自己の位置を獲得することが
その根本動機となっているわけです。
→畢竟とは
考えを最後のところまで押しつめること
野心と志の違いを始めて知る事ができた
であれば志を持つことが重要
3.松尾芭蕉
(今日一日を楽しく生きる知恵)
『雪のあたたかさ』
面白し 雪にやならん 冬の雨
(千鳥掛)
まあ つめたい
つめたい雨が
屋根という屋根に
ふりそそいでいる。
おもしろいぞ!あれ あれッ!
だんだん雪に変わっていく。
ふんわりと 心があたたかくなる。
つめたい雨が、雪に変わると、
かえってあたたかくなる。
雪が好きだから・・・。
→秋田・福井にいたので
理解できる感覚
雨よりも雪の方が軽く
気持ちも優しい気持ちになる
私にもわかる俳句
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