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一日一言(1月8日)

1.安岡正篤(心を養い、生を養う)

『挨拶の意味』

 挨拶とはどういう意味かと申しますと、
挨も拶も、直接の意味は
ぴったりとぶつかる、
すれ合うということで、
従って物を言うのに、
相手の痛いところ、
痒いところへぴったりと当たる、
これが挨拶であります。

⇒自分から相手の隙間に
 入っていくということと解釈
 だからこそ自分から率先して
 挨拶をすることが重要だと学んだ

2.森信三(修身教授録)

『真志正望』

 諸君はすべからく大志大望を
抱かなければならぬ。
しかし、真の大望は、
私利私欲の立場であってはならぬのです。
その意味からは、
「真志正望」と言ってもよいわけですが、
しかしまあ若い諸君らには、
大志大望という方がピッタリするでしょう。
 諸君らのとり組む真の相手は、
同級生や、池田師範の生徒などではなくて、
欧米の師範生です。
このことが分からぬようでは、
諸君も本当のことはできないでしょう。

⇒まず始めは大きな夢や志を持つ。
 ただ夢は誰かに否定されたり
 無理と言われたりして
 諦めかけてしまうことも多い
 ただ自分の信念を持ち
 世のため人のためになることであれば
 必ずや周り回って自分の心に残るもの

3.松尾芭蕉
(今日一日を楽しく生きる知恵)

『冬の日の影法師』

冬の日や 馬上に氷る 影法師
(笈の小文)

もはや ひとりで
寒い田んぼの間の道を
馬にのって 進んでいく。
冬の弱い日ざしが
肩にあたって
凍りついたような
わたしの影も 歩いていく。

凍りついた自分の影も、
馬の上にのっている芭蕉の姿も、
寒さで固まっている。

⇒冬の田んぼは人がいない
 人生も同じ
 人がいなければ固まってしまう
 だからまずは人の応援をする
 代償の先払い
 まさに仁徳を意識する

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