一日一言(1月22日)
1.安岡正篤(心を養い、生を養う)
『人物の見分け方①』
「大事•難事には担当を看る。
逆境•順鏡には襟度を看る。
臨喜•臨怒には涵養を看る。
群行•郡止には識見を看る」
これは呂新吾の呻吟語に出てくる
言葉であるが、
大事難事がおこったときは、
人の担当力を看るだけでなく、
自分自身がどう対処し得るかと
内省する意味がある。
逆境順境に襟度を看るは、
襟は心であり、
度は度量である。
→全ては自分ごとにできるかどうか
人から聞かされることは
必ず意味がある。
全て因果の法則。
そこから何を悟るかを意識する。
2.森信三(修身教授録)
『謙遜』
真に謙遜ということは、
その人が内に確固たるものを
持っていなくてはできないことではないか
ということであります。
言い換えれば、
人は自ら信ずるところがあればこそ、
初めて真に謙遜にもなり得ると思うのです。
→やはり自分の軸となる志
その中の土台となる
原理原則をしっかり学ぶ必要がある
それがわかれば全てぶれない。
3.松尾芭蕉
(今日一日を楽しく生きる知恵)
『心も曲がる』
しほれふすや 世はさかさまの 雪の竹
(続山井)
雪の重みで
どんどん どんどん
曲がって 曲がって
あの 美しいまっすぐな竹が
さかさまに ひれふしていく。
竹は つらい方へつらい方へ
どんどん 曲がる
つめたい戦争が始まると
みんなの心が曲がる。
残酷な人殺しをどんどんするようになる。
さかさまの世となる。
→厳しい環境によって
美しい竹も曲がる
というのは人間でも言えること
やはり厳しい環境にいても
向かう方向は常に意識しておく必要がある
だからこそ自身を修養し続けることが大事
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?