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犬と「界ポロト」で癒されてきた話

■現実からのエスケープ


前回記事で秋に少しこじらせた事は触れました。

なんとかかんとかグリーンシーズンを駆け抜けて、雪が降る前に片づけなければならない外仕事をひーひーいいながら終わらせた11月頭に「夏頑張ったね、ご褒美旅」として"界ポロト"に行っておりました
仕事を終わらせ駆け込むように突入したプチ旅行なので、詳細は妻と長女任せの旅です。

私、星野リゾートに勤めて20年。
大きい声では言えませんがはじめての「界」宿泊です。
プライベートでの宿泊はおろか、代表のアシスタント時代はまだ「界」は存在しておらず、東京のマーケティング部門で働いていた時も「界」には何故か縁がなかったんですねぇ。

そして、愛犬と一緒に泊まるはじめての「星野リゾート」でもあります
という事で、"お初尽くしの家族旅行"を記憶を蘇らせながらレポートします。

ちなみに旅のメンバー(家族構成)は以下の通り。
・妻 同世代。旅行好き。元旅行会社勤務でホテルや旅館など詳しい
・長女 中一。
・長男 小三。
・次女 3歳。 
・犬 6歳 ボーダーコリーの「レラ」(女の子)。

■まずは海を見に行く

今回は子供たちの振替休日を利用した1泊2日の旅。
今も北海道の内陸に住んでますが、これまでの人生も全て内陸よりで生きてきました。
海が見えたらなんかテンションが上がる「ビーチボーイズ(ドラマの方)」世代なので、車窓から海が見えたらは父として率先してはしゃいで見せるのですが、長女はスマホ、長男はSwitchに夢中で相手にしてくれません。
次女は海がなんたるかも分かっていない様子でした。(妻は同世代)

気を取り直して、レラと散歩できそうなちょっとした浜をカーナビで探し「アヨロ海岸」が良さそうなので、立ち寄る事に。

いい天気に恵まれる
歳の離れたお姉ちゃんの真似がしたい妹
断崖の岬から海を眺めるレラ
何を思う?
上空のウミネコが気になる様子
牧羊犬の血が騒ぐ様だが飼い主は気が気でない

海を全身で感じたその流れで、近くの美味しそうな食堂へ。
旅のテンションを”これでもか”と高めます。

信じられないくらい大きなホッケフライ定食と悩んだあげくの海鮮丼

■いざ、界ポロトへ

昼食後、登別に立ち寄りあの有名な"地獄谷"に行って、温泉にも入ったのですが今回の主題ではないので端折ります。
その後、いよいよ今回の旅行のメインである「界ポロト」へ。

「着いたーーーー」

のですが、それっぽい写真は撮れず。
ちゃんとストーリー仕立てで写真を撮って紹介できる人を尊敬します。

駐車場に車を停めるとにこやかにスタッフが近づき挨拶してくれ、レラに気づいてカートを持ってきてくれました。
持ち込みのクレートにレラを入れ、カートに乗せると人通りの少ない待合スペースに案内されました。その間にフロントで妻がチェックイン。

レラは人が多い所に慣れていないので、なるべく他のお客様と交差しない様に配慮してくれるのが本当に有難い。
その後も、その待合スペースを通るとフロントロビーを通らずに外に出れるので気兼ねなく往来できるのがとてもよいです。

念願のチェックイン。
とにかくお部屋からの景色が最高です。

本日のルームメイトは長男とレラ。
我が家ではかなり珍しい組み合わせです。

一緒に宵のポロト湖を眺める

レラが我が家の一員になった時、長男は3歳でやんちゃざかり。
ワーク犬(牧羊犬)の両親を持つレラにとって長男は"制御すべき相手"であり、よき遊び相手だったのです。
3歳の長男にとってはレラの"遊び"は激しすぎてよく泣かされていたので、必ずしも"かわいいペット"ではなかった様です。
最近になってようやくその関係性にも変化の兆しがみられます。

仲がいいのか悪いのか分からない2人(一人と一頭)

お部屋内には大き目のケージがありますが、私たちがお部屋にいる間はフリーにさせておけます。
食事時など、ヒトが部屋を離れる際にはケージでお留守番させる必要がありますが、レラは周りや雑音が気になるタイプなので持ち込んだクレートに自ら入ります。

で、食事に行ったのですが「がーーーん」スマホを忘れて写真を一切撮っていません。。。
料理の写真を撮るのはすこぶる苦手です。(食べた後で撮っていない事に気づく)
趣向をこらした料理の数々は公式HPでご確認ください。

その日は「〇湯」を楽しみ、レラとは白老の町をゆっくりと散歩し、家族で買い込んだお菓子パーティーをして、その夜はゆっくり休みました。

■チェックアウトしたくない….


ママチーム(妻、長女、次女)はみんな揃っての朝食後何度も〇⇔△と温泉を行ったり来たり満喫している様ですが、我々は△湯に浸かった後は、お部屋でひたすらぼーーーっとする事に。
静かにしてくれるなら長男のSwitchも今日は良しとしよう。

レラも大きな窓際が気に入った様子でこの場所を離れません。
番犬としては超優秀です。

とにかく外が気になる
何かに気づいた様です
その視線の先にいるのは…
ポロト湖に佇むアオサギ
フォトジェニックな一枚

「もう専属のモデルさんですか?」っていうくらいベストポジションにいるんです、このアオサギさん。
私も動物カメラマン(牛専門)?の端くれとして活動しておりますが、もう憎らしい程"良い仕事"をしてきやがるんです。

「この立ち位置でいいんですよね?」
「太陽待ちですよね?」

とこちらの胸の内を見透かしてくるような。

結局チェックアウトまでの数時間、私もレラもほぼ彼(彼女?)の一挙手一投足に釘付けでした。
自由過ぎてカメラマン泣かせのうちの牛達にも見習わせたい。
いやいや、うちの牛達もいい子です。("おまんじゅう"があれば)

■いよいよチェックアウト

チェックアウトの前に界のご当地楽を家族で楽しみました。
アイヌ伝来の「イケマと花香の魔除けづくり」

無料で、小さな子供から大人まで気軽に楽しめます。

ハーブの良い香りが漂います
紙に包んで"魔除け"として持ち帰れます

ご当地楽も満喫し、いよいよ悲しみのチェックアウトです。
清算を済ませスタッフが今回の滞在に関するいろいろ気遣いの言葉を掛けてくれました。

最後に
スタッフ:「これからどちらかにお出かけなんですか?」
私:「昨日行けなかったのでウポポイに行きます(ニッコリ)」
スタッフ:「(かなり気まずそうに)…..今日は定休日なんです」
………..

後で聞いたら、妻も長女も長男までもその日は定休日だとみんな知っていたみたいです。恥ずかしいから先に言ってよ。

こういう事があるので自社施設には行きたい気持ちと、ちょっと避けたい気持ちが半々あります。(でも、すぐ忘れるし、家族が喜ぶのでまた行きますが)

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最後までご覧いただきありがとうございました。
ぜんぜん写真が紹介できていないので、是非"界ポロト"の公式HPをご確認ください。
アオサギは必ず会えるとは限りません。

愛犬ルームの予約ページはこちら。規約なども記載がございます。


私の動物写真家(牛専門)?としての活動に興味を持っていただいた方は下記の「ファーム星野」紹介ページよりご確認ください。


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