見出し画像

WBCは大谷翔平そのものの勝利だ

#13

大谷翔平もダルビッシュもヌートバーもいない、
週末に開幕するプロ野球を今年は楽しめるのか。
祭りは終わった。WBCロスになっている。
壮大で上質なドラマの前フリは贅沢だった。
片膝からの右手一本のホームランから始まり、
オーストラリア戦の自身の看板直撃ホームラン、
イタリア戦の164キロ&セーフティーバント、
メキシコ戦はチャンスメイクで仲間を鼓舞し、
決勝のアメリカ戦は打って走ってクローザー。
そのクライマックスは一発で同点になる場面。
点差が開いて花を持たせるマウンドではない。

盟友、マイク・トラウトとの真剣勝負は
曲がり幅43センチの異次元スライダーで三振。
「27歳でWBC日本代表MVP」
※大会延期で28歳
彼が高校3年生のときに書いた
人生設計ノートが現実になった。
「憧れるのをやめましょう」と言いながら
みんなの憧れになってしまっている大谷さん。
伝説の実況アナ、植草貞夫は
「甲子園は清原のためにあるのか!」と叫んだ。
虎党の僕はグラブも帽子も日常も放り投げて
マイアミに向かって叫びたい。

「ベースボールは大谷のためにあるのか!」
野球の概念を変えただけではなく、
野球という筋書きのないドラマをマンガの
主人公のように劇的なシーンに変えてしまう。
メキシコのギル監督は準決勝で敗れた後、
「野球界そのものの勝利だ」と日本を称えた。
彼の言葉を借りるならば、
「WBCは大谷翔平そのものの勝利だ」
もうベーブ・ルース以来なんて言わない。
これからはすべてが大谷翔平以来になる。

今週の虎党の呟き😊

世界をハッピーエンドにしてしまう大谷さん。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?