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心得がある人の仕事ぶりに注目する

#72

現役引退後の球団OBの肩書と、
その役割がよくわからないのだけれど、
たとえ、肩書がわかりにくかったとしても
それは元プロ野球選手としての個性になる。
謎の肩書に疑問を抱きわけがわからなくても
ファンなら無条件に受け入れられるものだが、
一般社会ではわからない謎の役職や肩書は

デメリットになることはないのだろうか。
たとえば、組長代行の場合、
組長が服役中で不在のため、
次期組長最有力候補が代行の立場で
組長が戻ってくるまで期間限定で
組をまとめるエラい人なのだな。
ふむふむ。
デメリットにはならない。
部長代理ならどうだろう。
精悍で自信に満ちあふれた表情なら
「若いのに将来が有望な出世頭かもしれない」
疲労感が漂いくたびれた雰囲気なら
「出世争いに敗れて代理で甘んじているのか」
見た目で判断してしまいがちだが
本人の実力次第でなんとかできる。
しかし、課長心得になると状況が一変する。
心得という役職にふさわしくない肩書が加わり、
何者なのか感が際立って思わず身構えてしまう。
「なぜ、代理や補佐ではなく心得なのか」
課長じゃないが、課長の心得だけはあるのだぞ。
だがしかし、仮免みたいなものでお手柔らかに。
いや、違う、心得と名乗るからには他の人よりも
常識があって信用できる人だと思い込み、
実はとてつもなくエラい人なのかもしれない。

心得が気になって打ち合わせに身が入らない。
直接、本人にたずねてみるわけにもいかず、
軽くググってみたところ、ベストアンサーは

「もうすぐ課長になるから心の準備しとけよ」
なーんだ。
虎のベンチを見回すと
「ここは俺の出番だな」と登場し、
小幡は送りバントを初球で決める。
植田と熊谷は9回ニ死から盗塁を試みる。
糸原と原口は代打で試合に決着をつける。
彼らは控えという境遇に甘んじることなく
準備を怠らず役割に徹していい仕事をする。
心得のある控えの存在が虎の強さだ。

今週の虎党の呟き😓

心得のある虎党になりたい謎の虎党失格者。

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