見出し画像

臨時コーチ登場にテンション爆上げ

#59

春季キャンプも熱を帯びてきた。
選手はテーマを掲げて課題に取り組み、
それぞれがレベルアップに努め、
選手のやる気に連覇の期待も高まる。
そんな選手たちを心強くサポートする
臨時コーチの存在がキャンプに華を添え、
今年も赤星さんと鳥谷さんがやって来た。
虎のレジェンドが走塁と守備の極意を伝え、
期待が膨らむところだが数日間の指導で
どれだけの成果があるかわからないけれど、
もしかすると来場するファンに向けての
ささやかなサービスなのかと思ったりもする。
もちろん、成果はあるに越したことはないが、
制球に苦しむ藤浪のために呼ばれた元中日の
山本昌さんをもってしても再生しなかったし、
エラー撲滅のために元巨人の川相さんの招聘は
インパクトがあり、ライバル球団の枠を超えた
なりふり構わぬ姿勢に「なんとかしたい」と、
球団や首脳陣の本気度を感じたものだ。
選手との距離の近さがキャンプの楽しみなら
サプライズではないがレジェンドの登場に
ファンのテンションも上がるというもの。
実際、僕が1999年にキャンプめぐりしたとき、
北谷の中日キャンプでは別所毅彦さんに遭遇し、
松坂フィーバーで沸く春野の西武キャンプでは
オレに近寄るなオーラを出しまくる江夏さんや、
サービス精神旺盛のテレビのままの中畑さんは
気さくにファンと記念撮影をしていたり、
西都のヤクルトキャンプでは関根潤三さんが
『プロ野球ニュース』のレポートをしていた。
当時は情報も少なく本当にサプライズだった。
臨時コーチの熱血実演指導を見ていると、
昭和を熱くさせたレスラーを見ているかのよう。
顔も名前もわからなくなった現役レスラーより
体が丸くなって動きにキレがなくなっても
マスカラスの低空飛行やブッチャーの場外乱闘に
しあわせな気分になる感覚に近いのかも。

今週の虎党の呟き🤭

年をとると楽しみ方も何かと増えていくんだな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?