#6:体育会系【小説】もし非モテの大学生が藤沢数希の「ぼく愛」を読んだら
※この小説はフィクションです。実在の人物や団体などは関係ありません。
「まずは街に繰り出すことから始めればいいですか?」
さすが元野球部という言葉が似合うほど、隆史は体育会系っぷりを見せる。ヒロは隆史にコンサルティングすることを約束したが、あくまでLINEのメッセージと電話でのサポートだ。
「隆史くん、威勢がいいのはいいことだけど焦りすぎはよくないよ笑」
「コミットメントを高めるため」という理由も兼ねて、ヒロはコンサルティング費用として隆史に15,000円を請求した。