見出し画像

⭐️【ペンタクルの9】NINE of PENTACLES.

知り合いに「成功者」や「お金持ち」がいることを話すと「自慢している」と思われることがある。本人が「成功者」や「お金持ち」じゃないのだから自慢にすらならない。

ここからの話は決して自慢ではなくて、ただの「私の物語」だ。

とある業界で関西一を誇る会社の経営者一族が近所に住んでいる。
正確には経営者の奥さんだ。

道端の草むしりついでに、何となく彼女の家の周辺の草も引っこ抜いてたら、仲良くなってそれ以来「茶飲み友達」になったのだ。よく彼女の家や庭に勝手にお邪魔になって遊ばせて貰っている。それこそ迷い猫みたいにだ。

彼女の事を「優しい言霊の使い手の魔女」
…と私は呼んでいる。

このバッカスに仕える魔女は数字が好きでたまらないと言う。「計算したり数字を見たりするだけで楽しい」らしい。私は最初、「株とか仮想通貨で儲けるのが楽しいのだ」と勝手に思っていた。金持ちってのはそう言うモノだと決めつけていたが、何となく違う事に今日気付いた。

と言うのは、私が貧乏人らしく灯油を買いにいつものガソリンスタンドに入った時の事だ。
私は給油の時間を潰すため、ガソリンスタンドではお馴染みのお客さんが寛ぐスペース(なんて呼ぶのか知らん)に、自販機で買ったココア片手に入った。そしてふと壁の展示物に目をやる。

何年も来ているスタンドなのに気にも留めた事もない壁…。

「創業78周年」の挨拶文と共に白黒の昭和っぽい写真が並んでいる。
次に目に入ったのは昭和33年の写真と昭和22年の写真だ。
そこには「創業者夫婦」が誇らしげに「灰色の世界」の中で佇む姿が映っていた。

タロットの枚数と同じ78、そして二つのゾロ目…意味もなく顔が綻ぶ。

私も少し数字がスキになりそうだ。

3/20 春分の日 縁ある神社へ赴く。なぜか道を迷わされて倍の時間かかって到着。
次の予定に影響が出たが、寧ろ「幸運」を招いてくれた。恐るべし「天照大御神さま」

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?