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自己啓発本の選び方について

前書き


自己啓発本とは、人生やビジネスで成功を掴むためのハウツー本である。

大まかなカテゴリとしてはビジネス書であり、自己肯定感、哲学、マインドフルネス、コミュニケーションなど様々なジャンルを取り扱っている。

それを読む主な目的としては、より善い人生を送るための自身のスキルアップのためであるが、多くの人たちが読書しただけで満足し切ってしまう。

本来、自己啓発本とは本で学んだことを実際に行動して初めて意味になる。

また、







近年では、景気の先行きへの不透明感が増したことから、若い世代を初め多くの層から支持されている。

実際、アマゾンの自己啓発本の売れ筋ランキングを調査すると、メンタルヘルス、コミュニケーションといった汎用的な社会スキルが上位を占めていた。

また、読者傾向としては、やはり若い世代が多く、世代ギャップの埋め合わせをしつつ、自身の人生をより良くしていくことが大きなゴールとなっていた。




確かに、自己啓発本を読むことで自己成長に繋がるとは思うが、それは本に書かれた内容を忠実に再現できた読者のみであり、大概は本を読むことだけに満足し何事もなく終わってしまう。

自己啓発本は読まないよりかは読んだ方が知識の幅が広がるので良いが、ただ闇雲に読み進めるのは間違いである。

また、自己啓発本においては良書、悪書がはっきりと分かれ、それに対しての正しい見解を持っていないと誤った情報を鵜呑みにしてしまい、身体を壊してしまうことは多々ある。

はっきり言って、自己啓発本の八割近くが粗末である。

著者の表現は出版の自由で保障されており、独自の視点で科学的根拠を否定したとしても、名誉毀損罪に該当しない限りは差し止めにはならない。

つまり、読者の判断に委ねられるということである。

本題に戻るが、正しい自己啓発本の選び方は自身の過去〜未来における価値観と照らし合わせ、なるべく自身の憧れ、似たような性格の人が書かれた本を参考にすると良い。

また、その著者がどのようにして問題解決をしてきたのかが肝になり、問題解決が思考ベースでできるものが好ましい。

仮に自発的な勉強というキーワードで自己啓発本を選ぶとしたら、脳科学に精通している茂木健一郎さん、中野信子さんが書かれた本を参考にする。(勿論、専門書は必須)

仮に月に100冊程度読むなら、自己啓発本は数冊程度に抑え、なるべく専門書、小説の本を購入、借りた方が断然効率良く必要な知識を吸収できると思う。

これからでも遅くはないので、過剰な自己啓発本の信者はやめた方が時間リスクが軽減すると思う。

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