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2022年の振り返り

いつも年末(って言ってもモロ年末はどこに行っても人が多いので12月の20日前後)に福井への里帰りを兼ねて関西を旅行します。
旅路の飛行機や電車の中で今年1年はどんなことがあったっけなーと考え事をしながらiPhoneの写真整理なんかをしつつぼーっと窓の外の風景を見ていたりします。今年特に心に残っている出来事などをまとめます。

・3月 - 合同展示会「JUMBLE TOKYO」に参加 -

私たちは新規のお客さんを獲得しに行ったり販路を開拓することをしません。なんですが「来た話は断らない」もモットーなのでお誘いいただいたJUMBLE TOKYOには参加しました。これをきっかけにいくつか新規の仕事も頂いたし展示会に誘っていただいた方にも良い報告が出来たので参加して本当に良かったです。なんですが、展示会前日の設営を終えて渋谷のパルコをフラフラ市場調査的なことをしていた時にのりおとこんな事を思いました。

「これだけ素敵なブランドや服があるのに、なんで私たちって展示会に出るんだっけ?なんで私たちって服を作っているんだっけ?こんないい服が世の中に沢山あるのに。」

僕に至っては、自分たちが服を作って仕事にしてしまっているこの世の中の方がおかしいんじゃないか?とも思っていました。世の中には素晴らしい服が本当に沢山ある。僕が服を作って売らなくていい世の中にするために仕事をしてもいいんじゃないか、と思うようになったきっかけになるJUMBLE TOKYOへの参加でした。これだけ素敵な服や絵が無限にある世の中で、それでも自分たちが服を作り絵を描く理由はなにか?
服と絵を仕事にする理由はなにか?自分たちにとって素晴らしい問いを再確認するきっかけになりました。


・7月 - 22世紀の資本主義 -

普段僕は全く本を読まないんですが、この本は買って読みました。読み終わって捨てようかなと思ったんですが僕が読んだ本と感想文に価値はあるのか?と思ってインスタで募集したら数名から欲しい!との連絡を頂いたので、抽選で選ばれた方にこの本と僕の感想文をセットにして販売しました。(感想文はお金になるぞ。)

この本の著書である成田悠輔さんの旋風はやっぱり凄まじく、僕もYouTubeで初めて見た時から「あ、これは凄いことになるな」と確信しました。彼が熱狂的に支持される理由や彼を求める今の日本社会の気分などが相まって案の定物凄いことになったなーと思いました。彼にも勿論興味はありますが彼以外の、現象としての「成田悠輔」や「ガーシー」が求められる今の日本社会にとても興味があります。社会と密接に関わりながら仕事や生活をしている僕にとって、あらゆる現象にはやっぱり興味があります。


・9月 - 南区の長丘に引っ越し-

今までは福岡空港の近くに拠点を構えていました。のりおと二人で使っていたんですが、なぜか3LDKの70平米でも手狭になってきた&やっぱりもっと都心に移るべき&より良い環境のアトリエにすべきだと決心して南区の長丘で4LDKの100平米のマンションに引っ越しをしました。引っ越しをして本当に良かったなと思うことがいくつもあります。①治安と都市景観が素晴らしい南区の街を散歩できるの本当に尊い。②仕事が捗るようになった。③南区の愉快な仲間たちと出会える機会がすごく増えた。④トータルで生活水準が上がった。が挙げられます。

やっぱり、これだけ技術が進化して場所に囚われない動きが出来るようになったとはいえ、だからこそ「どこにいるか」がめっちゃ重要だなって感じています。自分の仕事の価値や単価はそのクオリティではなく「場所と環境」で値段が決まるので自分の仕事を最大限評価してくれる環境にいるべきだし、せっかくコストを払うなら散歩をしたくなる街に移りたいよね。南区に引っ越ししてマジでよかったぁ〜


- そんなこんなの振り返りでした。 -

新年の目標は特にありません。あるとすれば自営業になってずっと意識している「成功するよりも失敗をしないが大事。」くらいです。何に関してもこの考えは持っています。健康じゃなくても不健康じゃなければいい。とか。

引き続き来年もやっていきたいのは「人のお話を聞く」です。
聞き上手になりたいと訓練を本格的に始めた2022年の1月、その訓練の成果もあってか今年は色々な方からお話を沢山聞かせていただきました。自分の時給を上げ、働く時間を減らし、空いた時間で散歩や人のお話を聞く時間を作っていますので今年お話をしてくださった方々、まだそんなにお話をしたことがない方、お誘い待ってます。僕、月に働くのが4時間の時給20万円なので、それ以外の時間は基本的に空いていますので、お誘いお待ちしてます。ぜひお話を聞かせてください。

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