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アボリジニの聖地へ

ある日、バッパーに居ると一人の新しい男が現れて俺に、「グッダイマイト」ってガチで言ってきた。

そいつは自分の車で一人でウルルまで行こうとしてた。
「ちょっと待て俺も乗っけてってくれ」そう言うと、すぐに話は決まった。

道中はくっそきつかった。

車もエンジンに熱がたまりすぎて、休憩いれながらじゃないと走れない。
なんなら、車が動かなくなったら俺達やばい、死んじまう。
たまに十字架が道に刺さってて、人の顔写真が添えてあったりする。

人の手が加わらないアウトバックに向かってる。

なんとか、かんとか俺達はウルルビジターセンターに辿り着いた。
遠くにウルルが見えていた。
このオーストラリアの旅に出て、ウルルに辿り着くなんて夢みたいだね。

もうすぐで、ウルルの麓に行ける。
今日、キャンプをする場所を定めた。

夕日を見にウルルカタジュタナショナルパークへ車で入った。

車の窓から見えてるウルルも、車を降りてから見るウルルもどっちも超かっこいい。

サンセットを見る為にルックアウトに行った。

ウルルが赤く輝く、これがレッドセンターのへそ。
この日のこの瞬間しか俺達にはなかったんだ。

虫も眠るし俺達もすぐに眠りについた。

僕等は朝日に照らされるウルルを観に行く。
世界に光が満ちて朝が来る。
遠くの大地が光だす。
真上の空は青く晴れ渡る、朝日がウルルを照らしてく。

それからすぐに僕等は40キロくらい離れた所にあるカタジュタっていう一帯を観に行ったんだ。
そこは風の谷とも言われていてさ、『風の谷のナウシカ』のシーンに出てきそうな地形をしてる。

ところどころに窪みがある独特な形をした岩だった。

その先には風の入り口か、出口があって、地面は緑で覆われていた。
変な地形、急に地面がへこんでるように思う。
水たまりでもあったのか。
木が生えまくってる。

それから俺達はもう一つの観光地に移動した、そっちの方が開けてて壮大なスケールでウルルの大自然を感覚で感じることが出来た。

陽射しが出てきて、岩場が色づいた。
僕の靴の底も赤茶けた色してる。
僕等はルックアウトに着いた。
遠くに地平線そして、大きな岩場がまだ見える。
ここは見晴らしがいいから、たくさんの観光客がいた。
地面のパワーを大いにもらってきたよ。
上半身ちょっと裸で。
何時間くらいただ歩いてたんだろ。

僕等の歩くペースはバラバラで、いつの間にか車はアリススプリングスに向けて走り出してた。
ウルルとはもうこれでさよならだ。

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