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引退ブログ#99植田悠大

こんにちは。4年の植田です。

初の試みである引退ブログに少し戸惑いましたが、しっかり書いて締めくくろうと思います。

ちなみに今までできつかった練習一位は50本ダッシュです。1本目から全力で走ったので、後半足が動かなくなりましたが、達成感が半端ではありませんでした。普段走るのをサボる陸や勇人、自堕落な印南が時間内に走り切っているのを見て感心した記憶があります。

 さて、引退ブログは色々なテーマで書けると思いますが、私は4年生まで部活を続けた「原動力」をテーマにします。

どんな大学生活を送るか色々な選択肢がある中で、体育会の部活に入って、4年生まで部活を続けることにこだわった理由が一つあります。

それは中途半端に辞めてしまった高校の部活動に後悔があるからです。

振り返れば高校時代の私は、役職への責任感やきついことから逃げた弱い人間でした。継続力にも欠けていました。部活を辞めた一瞬は色々なことから解放されて楽になり、生まれた時間で勉強したり、他の物事に時間を費やしたりしましたが、結局何事も中途半端に終わりました。スポーツで垣間見える人間性は大方、私生活での自分を映し出しているのだとこの時痛感します。また、最後までやり切った同期の試合を見た時、自分が情けなくなりました。

この後悔は同じ部活動でしか返せないと思い、大学であと4年間自由に学生生活が送れるなら、体育会の部活動に身を置いて最後までやり切りたい、完全燃焼したいという想いが強くありました。これがフットサル部入部のきっかけです。

大学一年次、新しいスポーツに挑戦したい気持ちもあり、色々な部活動を見ていたので、もしかするとフットサル部を選ばない未来もあったかもしれませんが、今はフットサル部に入る選択をして本当に良かったと思っています。

毎日体育館に行ったら切磋琢磨する仲間がいる、献身的にサポートしてくれるマネージャーがいる、選手に親身に寄り添い、チームを高めてくれる指導者がいる、恵まれた環境が常にそこにはありました。

そして、私が主将期間、選手、マネージャー、スタッフ全員の尽力のおかげで、学生リーグ優勝、インカレ中国大会3連覇、全国大会出場と最高の経験を何度もさせてもらいました。

学生リーグ優勝
インカレ中国大会優勝

もしあの時の後悔がなかったら、違う部活を選んでいたら、4年間のどこかで投げ出していたら、全ては結果論かもしれませんが、みんなと出会えていなかったし、こうした経験もできなかったと思います。無駄な経験は何一つありませんでした。


 結果としてフットサル部での4年間は、高校時代の後悔を晴らしてくれただけでなく、かけがえない仲間と成長を私に与えてくれました。高校時代と同じように、嫌なことから逃げ出したい、辞めてしまいたい、そんな場面は4年間でいくらでもありました。しかし、その度に自分の軸を見つめ直し、試行錯誤し、色々な人の手も借りながらここまで来れました。また、こうして部活動で得た学びや経験は、部活動に限らず、生活のあらゆる場面で活きていることも実感しています。


 引退して思うことは、大学生活において熱中できるものがあることは本当に幸せなことだということです。社会に出て、自分の好きなことにこれだけ膨大な時間を割けることはほとんどないと思いますし、普通に生活しているだけではこんなに打ち込めるものに巡り会えません。

 インカレでの激闘を終え、代替わりしてから一ヶ月が経ちました。後輩のみんなにはこれから自分達と同じように、もしくはそれ以上にしんどいこと、逃げ出したくなるような場面が待ち受けているかもしれません。ただ、それを乗り越え最後までやり切った先に、計り知れない感情の爆発と学びがあることだけは先輩として、そして、経験者として伝えられます。

 フットサル部をこれまでも引っ張っていた皆なら、これからも幾度となく壁を乗り越え、塗り替え、また来年も全国の舞台に立ち、借りを返してきてくれると信じています。その瞬間には是非、02を引き連れて立ち会いたいと思います。

03
04
05

最後に、せっかくこの部活で出会えたのだから仲間を大切にしてほしいということ、そして、みんなにも大学フットサル、そして残りの大学生活を後悔ないように謳歌してもらいたいと願います。今後の活躍を心から期待しています。

4年間本当に楽しかったです。
関わってくださった皆様ありがとうございました。

植田悠大

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