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コロナ明けのタイ旅行(バンコク・パタヤ)その3

間が空きましたが、週末は旅行記になります。今週は今日と明日の2回分を載せる予定です。前回記事はこちら↓

2022年4月2日
前日の慣れない行事から一夜明け、ぐっすり眠れた。
朝7時起床、通常なら自宅だろうが旅先だろうが用事がなければ朝散歩に出かけるが、当然隔離中のため出られず。目が覚めてもやることがなく、解放された時のことばかり考える。

普通に腹がへったが、よく考えたら予約段階で食事なしを選んでしまったようで何も起こらない。
何かの手違いかと予約明細を確認したがやはり食事はなかった。前日の18時に機内食を食べてから何も口に入れていない。

たった一日の隔離でもこんなにしんどく感じるのか。窓から目の前に食堂のようなものが見えた。
絶対あそこに行ってやる!
刑務所に入れられたことはないが、
なんとなく脱走してみたくもなった。

昼12時になってもいまだホテル側からなんの連絡もない。通常タイでは12時になったらチェックアウトの時間だ。部屋に居残っていたら必ずなんかしらアクションが起こるはずである。時計をずっとにらみ続ける。すると突然部屋の電話が鳴り出した。おそるおそる受話器を取ってみると、、

「You are nagative You can check out」

そう言ったと思う。いや、勝手にそうだと思い込んでる。
私は確認のために

「Right now check out OK?」

すると
「Yes」

こんなに嬉しい瞬間はなかった。
私は晴れて自由の身となった。
5日後に経過観察の自主検査報告をしなければいけないがとりあえずこの隔離施設から出ることは決定した。

すぐ出ることを想定していたのでホテル到着後荷物をばらさなかったのですぐチェックアウトできた。
時刻は12:30を回っていた。とにかく腹が減った。
隔離解消後の食事は「カオカームー」を食べる!と決めていたので、すぐそばのターミナル21という大きなショッピングモールのフードコートに飛び込んだ。


カオカームーとは豚足の煮込んだものをご飯と一緒にしたもの。
味は醤油ベースで八角が入っているので多少クセはあるが辛くはなくごはんが進む料理である。タイに来たら毎回食べる。

ちょうど14時になったのでホテルのチェックイン。隔離されたホテルと同じ並びで数分の場所にある。
立地的にも便利で一泊2000円ならいうことなし。
序盤の一週間と帰国前に3泊予約を入れているがここはどこへ行くにも便利だった。

最低限のものしかないけど、とにかく広かった。しかもダブルベッドだし(どういう意味だ??)

実はこの日隔離解放される前提で会う約束をしていたタイ人女性がいた。コロナになる前にカラオケバーで知り合った女の子だがコロナで仕事を失い、たまにLINEでやり取りしていた。半分は助けてくれ!つまり、お金を援助してくれである。
何もしないで援助するのはちょっと気が引けるが3年間LINEをしてきただけに情も移ってしまった。

タイガールと待ち合わせをして行った先はジョッドフェアーズというナイトマーケット。
日本人に人気のナイトマーケット鉄道市場がなくなってしまい、近くに移転して作られたまだ新しい夜市である。

私も彼女も夜市好きなだけに久々の再会としてはとてもふさわしい場所だった。鉄道市場のような狭くて派手な感じはまだなかったが東南アジアはナイトマーケットが華だと個人的には思っているので、これでも十分楽しめた。

コロナ前はバンコクをスルーしてパタヤばかり行っていた。バンコクは日本人が多く、とても都会的だった。ただそれが私には物足りなくなり、少し田舎でリゾート気分になれるパタヤにハマったのだった。もちろん夜の遊びも楽しい街でもあるのだが。

バンコクは以前と変わらず都会的だった。ただコロナ禍でしばらく忘れていた感覚やタイ独特のにおい
を思い出してなつかしさがよみがえってきた。うっとおしいほど暑いからこそタイではビールもおいしいし
夜も出歩くのが楽しいんだった。
女の子と一緒というのもあるが、久しぶりなタイは楽しいのと帰ってこられた安心感を確かめていたのである。

(第4話へつづく)明日30日投稿予定です

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