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コロナ明けのタイ旅行(バンコク・パタヤ)その7

パタヤでの過ごし方は本当に人それぞれである。私の友人知人に聞いても、誰一人同じ過ごし方をしている人はいない。エロ目的な人もあればグルメ中心な人、私のような街ブラが好きな人間もいる。

早朝に散歩する理由はいくつかある。まず人がいない。パタヤは前述のとおり夜の街である。夜はいつまでも騒いでいるが、その分朝は静かである。

私は夜出歩くのも好きだが、長年休日は朝散歩を欠かせないので、パタヤに来たからやらない。というのは気持ち悪い。むしろそのために来ていると言っても過言ではない。

生春巻き
ローカル食堂


早朝は屋台がたくさん並んで美味しそうな朝食をここから選ぶことも多い。バンコクに比べスーツを着たビジネスマンはほとんどいないが、これから仕事に向かう人中心に買われていく。

早朝散歩の最大の理由はタイの昼間がめちゃくちゃ暑いからである。11月から3月が乾季でいわゆるベストシーズンであるが、それでも日中は暑い。東南アジアの人たちは暑いのが嫌いな人が多く、ショッピングモールには涼みに来る人で溢れている。私もカフェかマッサージ屋かホテルのプールで涼みたい。

パタヤでよくやってるのは前回紹介したソンテウに乗って目的地を決めずボーッと乗ることである。パタヤに来始めたころは計画持ってどこ行くと決めたが、何十回と来てるのでまず行っとけ!な場所はもういい。ふと、サンクチュアリーオブトゥルース行きたいな!とか思うことはあるが、入場料が高いので行ったことないです(笑)

ちなみにサンクチュアリーオブトゥルースとは、すべて木造建築でできている広場で、タイのサグラダファミリアとも呼ばれている。つまりまだ未完成の建築物という意味である。

ジョムティエンビーチロード


ソンテウはパタヤ市内を中心に北はナクルア、南はジョムティエンと10km以上延びているルートが中心である。パタヤ中心地は昼間でもアヤシイマッサージ嬢が呼び込みをしているが、ナクルアやジョムティエンはのんびりとした港町という印象だ。

ナクルアに行ったらソンテウ終点の魚市場でシーフードをテイクアウトしたい。隣に公園が隣接しているので、仲間と一緒の際はピクニックもできる。ただ、何度も言うが日中は暑い。我慢しないで涼しい場所へ移動をおすすめする。

ジョムティエンはコンドミニアムやホテルが乱立しているので欧米人が多い。特にロシア人がたくさんいる。日本人にとってハワイがあこがれの海外リゾート地なら、ロシア人にとってパタヤとプーケットはハワイと同じである。

海沿いにオシャレなカフェがたくさんあって、値段もパタヤのビーチロードに比べ安い。執拗な物売りもあまり見ないので、本当にのんびりできる。ナイトマーケットも充実しているので、何ヶ所かハシゴするのも面白いかもしれない。

ジョムティエンのカフェ

昼間はバンコク同様マッサージ屋に行くかパタヤのホテルはたいていプールがついているので、プールで涼むことが多い。やはりそこでも欧米人がくつろいでいるが、彼らの生態というか朝から晩まで見習うべきことが多い。

ある時のソイブアカオから一本入った裏道のバービアでの出来事。リンガベルと言って、バーの鐘を鳴らすとバーにいるスタッフ全員にドリンクをごちそうするシステムがある。言い方は悪いが一人の客が店を支配した。という客自身の優越感、自己満足で行われることが多い。

店の規模やスタッフの数にもよるが、一杯180バーツ(750円)を30人いたら5400バーツ(22500円)支払う計算だ。店の女の子やスタッフが全員鐘を鳴らした客にあいさつしにいく。それが気持ちいいと感じる客も多い。日本人でもやってる姿を何度も見たことがある。

私が見た欧米人はバーも小さくスタッフも全部で10名ほど。彼は私のような見ず知らずの客にも一杯ご馳走してくれたのだ。しかも一輪の花まで付いて。店を支配とかではない、これは心まで支配されそうだった。欧米人だからこそ似合うキザな行為。とても日本人には真似できないだろう。

ごちそうになったビールと花

パタヤにはたくさんのバービアがあり、女の子と飲むもよし、仲間と飲むもよし、一人で飲んでもよしである。私もパタヤでしか会えない人とバービアで飲んだり話をしたりするが、いつもは一人で訪れる。たまにそこのママだったり女の子と会話を楽しむ。それがパタヤの楽しみ方である。

もちろん気に入った女の子がいたら、彼女さえ良ければ外に連れ出すことも可能だ。連れ出したら食事に行ったり海見に行ったり、あとはディスコ・クラブが好きな女の子も多いので、そこへ行くこともある。もちろんホテルまで連れていくこともあるかもしれない。それはその人自身の楽しみ方で、他人がとやかく言うことではない。

パタヤはどんな遊び方もどんな国の人も否定しない、過ごし方がたくさんある。私はココと出会ってから人生が狂ったかもしれない。でも自分がしあわせな気分になれているから、後悔はしていない。むしろ生きる活力みたいなものを貰った気がする。

とあるバービア
バービアでの一杯

(第8話へつづく)

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