ADHDの薬、コンサータが聞いたかどうかは、よく分からなかったものの、
ミスは減った気がした。
（プラシーボ効果のせいかもせいかもしれないが）

だが、やはり、普通の人に比べるとミスがでる。
なんか、自分がミスをする確率にについてだけは自信が持てた。

コンサータを服用していると、細かい資料や、興味のない仕事をしている時の
イライラというかモヤモヤが減少した気がする。

それまでは、そわそわして1時間1度は席を離れていたところから、
一日のなかでもそんな風に集中力がなくなる回数は少なくなった。

ただし、これは必ずしも、事務仕事におけるミスが減ることと同義ではないので、
仕事のやりずらさが劇的に変わることはなかったが、
コンサータを服用しているとときは、なんか薬キめているから大丈夫だ！
という安心感があった。

また、同時に自分がこの仕事で上を目指していくことは
たとえ薬を使ったとしても、難しいだろうなという気持ちになった。

コンサータについてのネット記事を見てみるとわりと効果があるという記事が多かったので、内心、今までの憂鬱が吹き飛ばせるくらいのインパクトがあるかなと期待していた。

そして、次に考えることは、自分には一体なにが向いているんだという終わらない自分探しである。

そもそも、自分ってなんなんだ？

「小さいころは弁護士とか医者になりたくて、現在もそれなりに社会に名の通ったところで働いているが、リアル障害者かー。」

「というか、医者とか絶対になってはいけない業種だったんだなぁ。」

「これって、障害者向けのハローワークとかいくべきなのか？」

「いや、適正を活かすためにベンチャーにいこうか。デザイン系か。」

「でも、そんなところで、自分みたいな人間が働けるだろうか。」

「結局、職場に通って給料を貰い続けるのが、一番安定しているかな」

「いや、絶対ちがうんだよな。」

現状、このような相談に乗ってくれる所はあまり知らないし、
友達に相談できるかといわれれば、難しい。

自信を失っているから、
条件のよい仕事を見つけようというモチベーションを保つことができない。

といいつつも、言い訳しかできない自分に嫌気がさす。
こんな繰り返しが続く。