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40歳からのキャリアに悩んでいた

デザイナーとして仕事をしているが、これからもデザイナーとしてキャリアを積んでいくのか悩んでいた。

いまはフリーランスとして活動している。フリーランスは2回目。
以前フリーランスだった頃は主にWebデザイン/コーディングを請け負っていたが、コーディングに重きをおいていた。自分はデザインよりもコーディングのほうがバリューを発揮できると考えていたし、コードを書くのも楽しかった。
その後、縁がありスタートアップでデザイナーとして働く。求められるポジションに応えていたら、スタートアップで5年、WebからUI/UXデザイン、デザイン組織立ち上げまでデザイナーとしてのキャリアを積み重ねていた。

再びフリーランスになった今、ありがたいことにこちらから動かなくても案件の話をいただける。内容はUI/UXデザインが殆どで時々web制作。
このままデザイナーとして経験、スキルを積んでいくのなら申し分ない状況なのだが、このままデザイナーとしてキャリアを積むことに疑問が湧いてしまった。

昔から何かを創ることが好きで、生涯何かしら創ることに関わっていきたいと思っている。

デザイナーになったのもクリエイティブな仕事だからだ。デザインは楽しいと思う。ただ、いまは機能を創れるエンジニアリング力が欲しいと思っている。
改めて、コードを書いて何かを実装してる時は楽しいと感じるし、仕事でお世話になってる会社で、次々とサービスを作ってるエンジニアを目にしてるのもそう思うきっかけの一つだ。自分も過去にサービスを作ったことがあり、その時に感じた、思い描いたものを創れる楽しさを思い出した。
社会を変えるものを作りたいといった大それた野望はないが、小さくても誰かの役に立ったり、楽しんだり喜んでもらえるようなサービスやアプリを作りたいという細やかな想いがある。

経験やスキルアップ、世間から求められることを優先するならこのままデザイナーのキャリアを積み重ねるのが良いのだろう。若くもないし家庭もあり、今からキャリアを変えるリスクも大きい。

経験、スキル、市場価値、得意不得意、やりたいこと、リスク、などなどあらゆる観点で検討したが、いろいろな考えが絡み合い、決断が難しかった。

そこで、他者の視点も取り入れようとコーチングを受けてみた。

この選択は良かった。このコーチングを通して、もともと自分の中である程度方向性は絞っていたがあと一歩踏み出せなかった部分がクリアになり、これからの具体的なアクションまで落とし込めた。

結果、期間を決めてエンジニアリングにトライすることに決めた。
その過程で向いてる向いてない、その道で頑張れそうかも見えてくる気がする。何も今の時点でこのキャリアを目指すと白黒付けなくても良いと思えた。

仮に向いてなかったと判断したらデザイナーとしてまたキャリアを積んでくことになると思う。エンジニアリングにトライした期間、デザインのスキルは伸びないが、学んだことは全く無駄にはならないと思う。多少ブランクがあってもその後の努力次第で取り返せることも経験として知っている。そう考えると、当初イメージしてたよりもリスクは少ない気がする。

やらない後悔はやる後悔より強いという。65歳まで働くとしてもまだ仕事人生は20年以上ある。何かを諦めるにはまだ早い。自分がやりたいことを選択できる環境にいる限りは、それを選択していきたいと思う。



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