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ずっと嫌いだった「歴史」が #コテンラジオ で好きになった話。

『いい国作ろう鎌倉幕府、だから1192年... 』学校で教わる「歴史」はひたすら意味のないデータを暗記するもので、僕がきらいだった学校の特徴をよくあらわしていた。意味がわからないデータをたくさん覚えたところで、ちっとも賢くなれた気がしなかった僕は、歴史が一番キライな教科だった

その後学校をやめ、およそ10年ほど独学をしていた時も、その体験から歴史についての勉強はすすまず、高卒認定試験に受かるために世界史は最低限勉強したけども、日本史には興味が沸かなかった。

今日はそんな僕が「歴史を面白く学ぶ コテンラジオ」に出会い、歴史の面白さを知り、ハマっていった過程をサクッと紹介します。


「歴史、めっちゃおもしろいじゃん!」

僕がコテンラジオと出会ったきっかけや、ラジオの面白さに触れる前に、歴史を学び、ここ2ヶ月で大きく変わったことをが大きく2つ。

人は「存在するだけでいい」で心が軽くなった

まずはこの深井さんのnoteを読んで欲しい。

僕は自身の学歴がないことや他人とどうも合わないことから、社会に出てからずっと、自分の存在価値に悩んでいた。「何かを成し遂げ続けること」が自分の存在価値の証明だと思っていたので、常になにかしら周りの役に立っていないと、その場にいていいのかすら不安になってしまう... なんて状態で生きていたのだ。

なのでいつも全力で、全方面に頑張っていた。会社でも、ふと参加した勉強会やパーティでも、なにかしら貢献できることがないか探しては声をかけて手伝った。おかげで友達が増えたり、いろいろな仕事の機会も頂けた。ありがたいことに、フリーランスとして「僕個人」に仕事を依頼してもらえることも増えた。

けれども、根底には「僕はここにいて良いのだろうか?」と不安があったので、いくら頑張っても安心しきれなかった。常に片足立ちでバランスをとりながら曲芸をしているような気持ちだった。

でも、歴史を学ぶと「ほぼ何もしていなくても、数億人に莫大な影響を与える」「ものすごく頑張ったけども、教科書にはほぼ残らない」など、行動とまわりからの評価・後世に与える影響が比例しないことが多々あり、そういった例を知ると誰かの「行為」よりも、そういった行為をおこなった「存在」に影響を受けるケースが多いと知り、たしかになぁ... と自分で納得できた瞬間、

「何かを成し遂げ続けないと価値がない」から開放され、
今のままでも、存在を知ってもらえればそれが価値になる」という価値観をインストールできたので、焦燥感が薄まり、かなり心が軽くなった。


とにかく知的好奇心センサーが活性化した

その変化があって、また「空海」の話などで東洋哲学の様々な考え方にコテンラジオきっかけで知ったこともあり、もっともっと色々な思想を知りたいな、と知的好奇心に火がついた...!とりあえず最近は色々な本を買っては読んでいる。


歴史を面白く学ぶ #コテンラジオ との出会い

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たしかSpotifyのおすすめに出てきたのが最初の出会いだった。エピソード1の「吉田松陰」から聞きはじめ、移動するとき、運動、単純作業になど手は埋まっているけども耳が空いている時に1.2〜1.5倍速で聞いていたが、これがたのしい。

個々最近、体重が心配になってはじめたランニング時に聞くのが最近のお気に入り。頭と身体をいっぺんに鍛えられ、気分転換もできる... 一石三鳥の活動でランニングが楽しくなった。(そして食事制限もあり、体重も2-3キロ落ちた)

そんなこんなで2ヶ月、あっという間に最新話に追いついてしまったため、いまは2周目に突入している。2周目はWikipediaや地図片手にリサーチしつつ聞いたりしているので、これはこれでたのしい。


コテンラジオのここがやばい!3選

さて、そんなコテンラジオの魅力は聞くのが一番なので、こんなnoteを読んでないでとりあえず本家を聴いてきてほしい。YouTube, Spotify, Apple Podcast, Google Podcast, Sticher, Podbean, Anchor... など聞ける方法はたくさんあるので、手持ちのスマホですぐに聞けるはず。

...まずはきちんと知りたい!という方に向けて、3つのポイントを紹介します。コテンラジオファンの方で「これも取り上げて!」ポイントがあったら、コメントで教えてほしい。


やばいポイント1:一話に対しての労力がやばい。

まずはこのリストを見てほしい。

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(画像出典元:https://cotenradio.fm/references/

これはたった「4エピソード」を話すためにコテンラジオの深井さん、ヤンヤンさんが読んだ本のリストだ。歴史本を18冊。これに加えてリサーチや、仏教の話をする回では、実際にお坊さんに話を聞きに行っているのだからすごい。徹底している。準備だけで何時間かかるんだろう。

圧倒的なまでの情報を学んでから、それを分かりやすくまとめ、会話形式で語ってくれているので、説得力もあるしものすごく勉強になる。濃縮還元ジュースの原液を少しずつ飲んでいるように、濃厚な情報がぱっと頭の中に入ってくる感覚がとても面白い。

個人的には、「これは史実」「一般に言われているけど、記録を見る限り史実とは思えない」「ここからは個人の感想」と各メンバーがしっかり情報を区別して話してくれるのがとても良かった。

ちなみに最近の「最澄と空海」シリーズではなんと最多の「約60冊」もの本を読んでから収録に挑んでいることからも、メンバーのガチっぷりが伺える。なので、とりあえず聴いてほしい。


やばいポイント2:メンバーがやばい。

60冊の本を読む労力、それを分かりやすく咀嚼する解説能力もそうだが、なんといっても僕が一番好きなのがコテンラジオの楽しいメンバーたちだ。

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深井龍之介さんは株式会社COTENの代表。ラジオではメインの話者を努めているのですが、とにかく話が分かりやすい。

たとえ話が上手く
「つまりちょっと疎まれている社外取締役みたいなポジション」
大企業みたいに官僚主義になってしまっていて、ベンチャー的なうごきの早い会社に勝てなかった」
今でいうと北朝鮮に単身乗り込んでいくイメージ」
*あやふやな記憶で引用しているので表現はちがう可能性あります

などと、とても分かりやすい現代のものと例えて解説してくれるので、全く知らない時代の話もすんなりついていける。


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楊睿之さん、読みは「ヨウ・エイチ」通称ヤンヤンさんは癒やし。深井さんの話が止まった時にそっと助け舟を出したりと、場を和ませてくれる天才。

鉄板のハゲネタも楽しみにしてしまう。

そして、司会の...

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樋口さん!コテンラジオを収録しているいいかねパレット(いいかねPalette)を運営していたり、別のラジオでもパーソナリティを努めたりと多才な方で、コテンラジオでは圧倒的な「歴史弱者」として深井さんやヤンヤンさんの話にグイグイ食いついて分かりやすい解説を引き出してくれる。

分からない時に「ぜんぜん分からなかった」と言える、ものすごい謙虚な学びの姿勢は見習いたいなぁと思っている。縁の下の力持ち。いつか「いいかねパレット」には行ってみたい。


やばいポイント3:実は「日本で一番面白いPodcast」

そんなコテンラジオ、気づいた時にはなんと「日本で一番面白いポッドキャストに」ノミネートされ、大賞とSpotify賞をダブル受賞している(おめでとうございます〜!)

タイミングは違うけども、Campfireなどでも有名な家入さんも聴いているらしい。


最後に:歴史を学んで、優しくなれた

このツイートに要約されていると思う。

最後に!ここまで読んでくださった方!

一話聴いてみてください!絶対損しないから!

#ぶんしょう舎

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