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「今を生きる」パパママ大作戦カンボジアツアー

こんにちは、株式会社廣起の代表取締役の廣木雄一郎です。

2023年2月12日〜18日までカンボジアに行きました。今回、カンボジアに来た目的は、NPO法人グローブジャングル「パパママ大作戦」のツアーに参加して、「カンボジアのわが子に会う」というミッションがありました。

突然、「カンボジアにわが子?」と「?」ばかりが出てくると思いますので、経緯とパパママ大作戦について話をしますと、

遡ること、大学4年生の冬、卒業まであと3ヶ月というときに、NYとハワイを1人旅しました。当時、漠然と海外に憧れを持っていました。小学3年生のときから大好きになった元プロサッカー選手の中田英寿さんの生き方に影響を受けていたことも大きかったのかなと思います。ドイツW杯の直後にプロを引退し、世界中を飛び回りながら、貧困国に対して、サッカーボールなどを寄付したりしながら、慈善活動、社会貢献をする姿に感銘を受けたのを覚えています。

ハワイ 2011年2月

そんな強い影響もあってか、大学生ながら中田英寿になった気分で、NYとハワイを1人旅した後に、「将来は、海外でも活躍したり、社会貢献できる自分になりたい」と強く思いました。

その後、社会人(製薬業界のMR職)になり、まずはとにかく目の前の仕事ができるようになろうと、必死に仕事をしていましたが、2年目になったタイミングで、仕事が思うようにいかず1人で悩んでいる時期がありました。何か変えないといけないと、社会人2年目の夏前くらいから営業の勉強会に参加して、100日で100人の方にインタビューをするみたいな形で、人生や仕事について話を聞かせていただく課題に取り組みました。

その課題の中で、ご縁をいただいた方で、私の人生の師でもあり、出会いから約10年が経った今でもお世話になっている経営者の濱脇宏太さん(現グローバルマネジメント株式会社の代表取締役)に人生や仕事において、大切なことを数え切れないほど教えていただきました。

「廣木は、3年後、5年後、どんな人生を創りたいの?」
「なんのために、誰のために、たった一度の人生、つまり命を使うの?」
「なんのために、誰のために、仕事をするの?」
「廣木の人生のオーナーは、廣木しかいないんやで。人は皆、自分の人生の経営をしているから、廣木が自分で自分の人生を決めることが大切やで。」
「人生は、努力次第でどこまででも変えていける可能性がある。能力は後から付ければいいから、まずは大きく望むんでチャレンジすることやで。」
「人間は、環境の生き物。だから、創りたい人生を描き、廣木の創りたい人生を創っている人たちといれば、自分の人生を変えていける。」

ザ・フォーカス 「グローバルマネジメント株式会社 代表取締役 濱脇宏太」
https://thefocus-on.com/hamawaki_kota/

当時の私に対して、熱い眼差しで、こういった問いかけをしてくださりながら、ご自身が「これからこんな人生を創っていきたい」、「未来が楽しみで仕方ない」、「今が一番幸せ」、「仕事が一番おもしろい」、「1日1日を全力で生きていると胸を張って言える毎日を過ごしている」と話をしてくださいました。24歳の私の心の中で、たった5歳しか変わらない濱脇宏太さんの生き方に触れ、今まで感じたことのない化学反応が起き、自分も「もっと人生を楽しみたい」、「もっと人生をおもしろくしたい」、「もっと自分の可能性に挑戦してみたい」と強く思いました。そして、自分のなりたい姿、創りたい人生を思いっきり描き、チャレンジし続ける人生にしようと決意しました。

2012年 なりたい姿を描いたノート
2012年 なりたい姿を描いたノート

創りたい人生を思い浮かぶかぎり、ノートに書き出す中で、「子供の教育」「海外」「世界」「社会貢献」という文字がありました。決意を固めてから、自分の理想をカタチにするために、当時の会社に勤めながら経営者になる準備を始め、もっと成長し、もっと実力を付けながら、少しずつでも、社会に貢献できる自分になっていきたいと努力してきました。28歳頃から個人事業主になり、30歳(2019年5月20日設立)で株式会社廣起を設立し、その翌年に、尾中友哉さん(現株式会社サイレントボイスの代表取締役)のご紹介で、吉田南美さん(現株式会社NATURAL VALUE代表取締役)との出会いがきっかけで、認定NPO法人グローブジャングルのパパママ大作戦の存在を知りました。

パパママ大作戦とは
プノンペン郊外または農村地域に住む、日々の生活が大変ながらも学校に通って勉強をしたい子どもたちを対象に 【1年間1万2千円で1人の子ども】を応援できる制度です。

パパママ大作戦の詳細はこちらから
https://glojun.com/project/papa-mama/

支援をしたパパママは、わが子(奨学生)の写真付き報告書(奨学金証書)や、カンボジアのわが子本人から手紙が届くなど、心温まる交流が出来る仕組みになっており、自分の支援金が、どの子の笑顔を繋がったか、がはっきりとわかるプロジェクトになっています。

コロナ禍に、このプロジェクトの話を聞かせていただき、思わず「応援します」と言っている自分がいました。今思えば、24歳のときに、紙に書いた「子供の教育」「海外」「世界」「社会貢献」のキーワードにぴったりだと直感がはたらいたのでしょう。

そして、今回コロナも少しずつ落ち着いてきたタイミングで「瀬川映太と行く!第6回パパママ大作戦カンボジアツアー」の『カンボジアのわが子に会いに行こう!』という企画に参加させていただいたわけです。

我が子の バーン スレイリアッ 
プレイクラン村
プノンペン公立小学校

今回のツアーでは、くっくま孤児院、プノンペンの公立小学校、プレイクラン村のフリースクールなどを訪問し、子供たち一人一人に直接、文房具やノートなど勉強道具をお渡しさせていただきました。

認証式で子供たち一人一人に文房具などを手渡ししていく

カンボジアとは
アンコール王朝時代、フランス植民地時代、ポル・ポト政権時代を経て、現在立憲君主制の国家。人口1,671万人、首都はプノンペン。平均年齢24歳、人口の90%がカンボジア人(クメール人)とされている。言語はクメール語、仏教(一部少数民族はイスラム教)。農業(GDPの24.3%)、工業(GDPの39.2%)、サービス業(GDPの36.4%)が中心の国(2021年データ)。リエル(1米ドル=4,129リエル、2022年10月時点。カンボジア中央銀行資料)。

アンコールワット遺跡

気づきと学び
今回のツアーを通じて、感じたことがたくさんありました。

子供たちやグローブジャングルのスタッフ皆さんの笑顔やパワーに触れて、自分ももっと頑張ろう、もっと一生懸命生きようと、心がとても温かい気持ちになりました。そう感じたときに、今回のツアーは「支援させていただく」という言葉より、「共に育む」「共に幸せになる」という言葉が一番しっくりきました。生まれた国も、年齢も性別も、育った環境も、話す言語も、宗教もすべてが違うけれど、お互いの人生を応援する良き友であり、良き仲間でありたいなと強く感じました。

文房具、ノート、バック、鞄などを子供たち一人一人に渡させていただき、最初は心のどこかで、「応援してあげている」と少し上から目線になっていた自分がいました。でも、子供たちに触れれば触れるほど、自分のほうが子供たちやスタッフの皆さんにたくさんのことを与えられているんじゃないかと思うようになりました。今思えば、ツアー参加途中までは、とても傲慢で恥ずかしい考えでいたなと感じます。

経済力があるから偉いとか、物質的に豊かだから凄いとか、支援している側だから偉いとか、そういう立場や状況で、物事を判断している時点で、対等ではないし、本当の意味で、応援し応援される関係は築いていけないんじゃないかなと反省しました。

次から次へと「抱っこして!」と子供たちがかけ寄ってきて、ギックリ腰になりかけました。

今回、ツアーをガイドしてくださった瀬川映太さんは、「人生とはエンターテイメントであり、人生とは遊び」とおっしゃっていました。人生をディズニーランドやUSJのようなエンターテイメントのように思いっきり楽しむためには、今この瞬間を本気で全力で生きること、たった一度しかない短いようで長い人生の「今」にフォーカスをして楽しんで生きること、それがすべての人が幸せになる近道なのかなと感じました。

現地にいた子供たちは、「今」を一生懸命生きているからこそ、毎日がとても楽しそうで、とても幸せそうでした。経済力と、心の豊かさ、幸福度は、比例関係ではなく、だとしたら、本人が望めば、どんな環境でもどんな状況下でも幸せな人生を創り出せると思えましたし、もっと言えば、日本という経済的にも物質的にも豊かな国にいる自分は、もっともっと冒険したり、もっともっとチャレンジしたりしていいんじゃないかって、思わせてもらいました。

20代は、自分の人生のことばかり考えチャレンジし、仲間が増え始め、仲間の人生のことも考えチャレンジするようになり、家族や仲間の家族のことも少しずつ考えられるようになり、「自分の人生、自分の命は、自分一人だけのものじゃなく、廣木に関わるすべての人のものだから大切に生きなさい」と濱脇宏太さんに言っていただいた言葉が少しずつ理解できるようになってきました。今回のツアーを通じて、出会ったカンボジアの子供たちやグローブジャングルの皆さんの人生にも貢献できるように、一生懸命自分の命を燃やしてチャレンジして、更にみんなで幸せになっていけるように努力します。

近いうちに、カンボジアの学校で、弊社のスポーツ事業とコラボをして、運動会を企画して、「教育」「スポーツ」「コミュニティ」というキーワードで貢献できる形もできれば面白いなと感じています。

大好きなスタッフの皆さんに感謝を込めて
絵美子さん、南美さん、美和さん、恵理子さん、理恵さん、実祈さん、成松さん、カニャーさんたちが、想いを込めてとても素晴らしいツアーを裏方で創ってくださり、感謝いたします。本当にありがとうございました!

感謝込めて「みなさん、ありがとう」







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