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40歳からサッカーイラストを描き始めて8年後に日本サッカー協会に辿り着いた話vol.7【連鎖編】

<vol.6 オファー編 後編の続きです>


大宮アルディージャ様からのオファーを頂く少し前に、
実は個人の方から某選手へのプレゼント用イラストのご依頼があって、
有償で描かせて頂きました。

お金を頂いたからには実際はこの案件が
初めてのサッカーイラストのお仕事になる訳ですが、、

ドラマチック感とインパクト的に
大宮アルディージャの方が強いかなぁと思った次第でして、、

選手イラストをご依頼頂きましたお客様に感謝しつつ、

これからも初めてのサッカーのお仕事は
大宮アルディージャ案件だと言い張っていこうと思っております。



■変化


大宮アルディージャさんからお声かけ頂き、
初めてのサッカーのお仕事に携わらせて頂いてから
大きく変化したことがあります。


●気持ちの変化



この一年半で描いたイラストは数百点に増え、
多くの方に観て頂ける機会も増えてきたけれど、

目標である
「次のW杯までに一件だけでもサッカーに関わるお仕事をしたい」
という言葉は出さないようにして、
あくまでも「趣味」という体でInstagramやTwitterに投稿していた為、

このままお仕事に辿り着くこともなく
いつしか飽きられてフェードアウトしてしまうかもしれないと
感じ始めていた不安が、

目標を達成したことで一気に解消されて
今後は本当に「趣味」として

今まで以上にサッカーとイラストを楽しむスタンスに
全振り出来るようになったこと。


●印象の変化


今回の実例により
サッカーに関わる方々から

「スキルとソーシャリティの部分を知ることが出来た」

「実際に発注した場合の仕事の流れがイメージ出来るようになった」

「グッズ以外でも広報的な手段としてイラストが使えることがわかった」

などの声を頂けるようになって、


アマチュアのSNS絵師では無く、
職業イラストレーターであることを
サッカー業界や界隈の関係者に認知してもらえたこと。


●感覚の変化


上記の変化を肌で感じながら

自身とサッカー業界との
窓にかかっていたカーテン(モヤモヤ感的な?グレー感的な?)が開いて、
風通しが良くなり、見晴らしが良くなった感覚を覚えました。


そして
その開放感を実感するように


立て続けにサッカーに関わる
ご縁やお話が舞い込んでくるようになりました。


■連鎖

2016年2月

編集者でサッカー・フットサルを中心としたライターの
『北健一郎さん』(現株式会社ウニベルサーレ代表)からお声かけ頂き

サッカーマガジン『ZONE』の特集ページの
イラストカットを担当させて頂いたり、
(今でも様々な案件でお世話になってます)


理想のキャプテン像のイメージイラスト



2016年3月

少し斜めからの発想と、おしゃれなイラストやデザインで商品展開していて
スポーツショップでアイテムを目にする度に面白いなぁと思っていた、

サッカーアパレルブランド『Soccer Junky』さんからお声かけ頂き、
まさかのコラボレーションをさせて頂くことになったり、

(2016年以降も横浜FCやサッカー選手、また野球関連の商品など様々なアイテムをコラボさせて頂きました)


hiroki.38のフォントはこの時に作りました



2016年6月


「サッカーキング」をはじめ国内最大級の
スポーツ関連の情報誌の発行や情報サイトの運営でおなじみの
『株式会社フロムワン』様とのコラボ企画で

リオ五輪に出場する
21人のU23代表選手を
初戦のナイジェリア戦の日まで
毎日紹介していく企画のイラストを描かせて頂いたり、

今でもリオ五輪選手達には特別な思い入れがあります




などなど
やり甲斐と魅力に溢れた案件に携わらせて頂きました。


また、
お仕事だけでなく

川崎フロンターレで
韓国語通訳をされている金明豪さん(キムミョンホさん)、
ポルトガル語通訳をされている中山和也さん(ゴンさん)


元200mハードルアジア最高記録保持者で、
現在はプロサッカーチームや大学などで
スプリントコーチとして活躍されている
秋本真吾さん


など
サッカーに関わる
たくさんの出会いや繋がりが加速度的に拡がっていきました。



■企業案件と個人案件


他にも
サッカー関連の企業やチーム以外に、

サッカー好きのご夫婦のウェルカムボード制作や
サッカーをしているお子様などご家族へのプレゼント制作で
個人の方からのご依頼も多く頂けるようになりました。


普段は企業案件がメインのため、
タイミング的にお請けすることが難しいこともありますが、

「OK」や「問題ございません」などの
ビジネス的な言葉で締めくくる事が多い通常業務とは違って、


お客様から直接、
「嬉しい」や「ありがとうございます」などの
喜びやお礼のお言葉を頂けるのは本当に嬉しいし励みになります。
いつかもっと個人様からのお仕事を増やせて行けたらいいなと思っています。



ちなみに
オファーの中には、


「〇〇選手を描いてください」
「〇〇選手が〇〇しているシーンを描いてください」
「自分を描いてください」
「〇〇高校陸上部ですお願いします」
「最近いいアイコンがないので何か描いてください」


というリクエスト系のメッセージも多々届きますが、

基本的に、
選手、著名人、一般の方に関わらず、

リクエストをお受けしてしまうと義務感が生じてしまう為、
また、自身はイラストを生業としていますので
自己発信以外のリクエストは
有償でのご対応になってしまいます。

と回答させて頂くと、
ほとんど返信は戻って来ません。。😅

イラストレーターの心の叫び



サッカー選手ご本人からリクエストを頂いた際にも
(描きたい気持ちをぐっと抑えて)
強い意志を持って上記の内容で対応させて頂いています。


●リクエスト


そんな
2016年10月某日

一件のDMが届きました。

女子サッカーの丸山桂里奈です!
引退記念に、私も描いてもらいたいです!よろしくお願いします!

丸山桂里奈選手!!
マジで!?引退?
ニュース記事にも出てないのに?

そんな重大な決断を僕が先に知っていいの?
しかも自らオファー、、、

ぜひ描かせてください!もちろん無償で!

あの日、突如現れたヒロイン/Fast and beauty and strong


やり取りの中で、
義理堅く、素敵なお人柄であることは
しっかり伝わってきたのですが、

正直、
この時は丸山さんが
スーパーガール並みの超速で
芸能界を駆け上がっていくとは
想像もしていなかったですごめんなさい笑。
(もちろん本並健治さんとのご結婚も)


これからも
丸山桂里奈さんと本並ファミリーのご活躍を
楽しみにしています!


(vol.8 名選手たち編 に続きます)



<今回ご紹介させて頂いた方々のNOTE>

・北健一郎さん



・秋本真吾さん

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