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PIVOT Tech Magazine

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ビジネス映像メディア「PIVOT」の技術ブログをまとめました。 メディアが "0→1" で立ち上がる様子をテクノロジー視点で追体験いただけたらと思います。
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記事一覧

プレミアムプランの状態管理と決済ハンドリングの難しさ

はじめにこんにちは、PIVOTでソフトウェアエンジニアをしている裾分です。PIVOTは2024年2月にアプリ・Webを本格始動しました。私はPIVOTにジョインして以降、サブスクリプション機能の開発をしてきたので設計の概要と決済プラットフォームが係る実装の難しさについてまとめてみました。 本題冒頭のリリースの通り、PIVOTはYouTubeからプロダクトに集中するにあたり、サブスクリプション機能をリリースしています。 サブスクリプションを実装するにあたり考慮すべき点とし

PIVOTアプリ Ver2.0はこう生まれた(組織とプロダクトを同時に作る編)

プロダクト開発とは、不確実性と常に向き合う活動です。 今日は、そんな不確実性と私が「どのように向き合っているか」という考え方をユースケースも交えて共有できたらと思います。 具体的には、先日発表したPIVOTアプリの本格始動の裏側で組織とプロダクトを同時に作るという2つの不確実性の中で意志決定を進めてきた話をユースケースにPMの意志決定の追体験をしていただけたらと思います。 関連した企画・プロダクトマーケティングについては、ここではお話しませんので、前回の記事に預けます。

PIVOTアプリ Ver2.0はこう生まれた(プロダクトマーケティング編)

今回、PIVOTは、アプリ・Webを本格始動しました。 これは思いつきではなく、実は創業当初から立てていたマイルストーンで言う「Phase2」に差し掛かったことを意味します。 ※ その様子はこちらにも一部出ています。 ちなみにPhase1は、「23年中に100万チャンネル登録 + 10億円以上の資金調達」。 いずれも皆様のお陰で無事に達成しました。 同様に我々の中にはPhase4までのシナリオがあり、今回はこのPhase2に差し掛かったというわけです。 では、そん

2023年のふりかえり

さて、年の瀬です。 3日連続で書いてきたnoteもこの記事で今年は最後にしようと思います。 ※ 過去2日の記事はこちら というわけで今日はオーソドックスな2023年の振り返りをしていこうと思います。 PIVOT全体皆様の支え合って、非常に事業成長できた年でした。 なんといっても「チャンネル登録者数100万人」「シリーズAで13億円の資金調達」が今年の最も大きなイベントでしょう。 そして、実は、この「チャンネル登録者数100万人」と「10億円以上の資金調達」は1年以上

採用活動は恋愛である

エンジニア採用は「難しい」という声をよく聞く 「難しい」のは確かだが、私にとっては、「プロダクト開発」のほうが遥かに難しい。 それは、どういう視点での比較かというと「不確実性」が段違いだと思う体。 プロダクト開発における「不確実性」に比べると採用活動における「不確実性」は低いと考える。 具体的には、採用活動は、時間をかければかけるほど実る。 つまり、不確実性を容易に自分で潰せる。 これは採用がうまくいっているスタートアップどの会社でもお話していることだと思う。とは

2023年、私はAIをなめていた。

私が初めてChatGPTを触ったのは、1年前。 その時の様子は、「触ってみた」動画で自身のYoutubeチャンネルにあげていたので鮮明に覚えている。どうやら2022年12月3日のことらしい。 この分野の研究年月からすると、決してイノベーターではないが、アーリーアダプターくらいの位置づけでキャッチアップはできていたのではないだろうか。 しかし、この時から約一年。私は意思決定において大きな過ちを犯す。 2023年振り返りとして今日はそんな話をまとめていこうと思う。 2022

BigQueryを用いたDWH構築とLooker StudioによるBIダッシュボードのMVP作成

PIVOTでインターンとしてプロダクト開発に取り組んでいます、早稲田大学先進理工学研究科修士一年の鏑木惟蕗と申します。 2023年7・8月の二ヶ月間に渡って、PIVOTのプロダクト開発戦略の一プロジェクトとして、BigQueryを用いたデータウェアハウスの整備と、Looker Studioを用いたダッシュボード基盤の作成に取り組みました。 PIVOTが抱えるデータ分析の課題を共有しつつ、実際にこの期間開発したデータ基盤のプロトタイプについて備忘録として解説をします。 1. 

入社初日から3ヶ月で構築したデータ分析基盤

ビジネス映像メディア「PIVOT」は皆さんのおかげで、チャンネル開始から1年3ヶ月で、YouTubeチャンネル登録者数100万人を達成しました。 今回は、入社後に着手したデータ分析基盤構築の話をします。 入社日にオフィスより先に、Googleさんオフィスへ行ってMTGしたのも良い思い出です。 入社後に同時並行で実施したインフラのクラウド移行は、下記の記事を覗いて頂けると嬉しいです。 Google Cloud選定の経緯と理由 自己紹介PIVOTでソフトウェアエンジニアをし

【編集時間30%削減】PIVOTを支えるOpen AIを活用した自動文字起こし

ビジネス映像メディア「PIVOT」のプロダクトマネジメントチームでインターンをしている鏑木です。 弊社では、「コンテンツの力で、経済と人を動かす。」をVISIONに、学びある映像コンテンツを youtube、Web アプリ、ネイティブアプリ(Android・iOS)各種プラットフォームで配信しております。 さて、映像コンテンツ作成にあたって「編集」は避けて通れないですが、かなりの工数がかかります。特に手間がかかるのがテロップ作成です。 Whisper を用いて映像データ

【RFP公開】「実はオンプレでした。」PIVOT、クラウド移行の裏側

ビジネス映像メディア「PIVOT」は皆さんのおかげで、チャンネル開始から1年で、Youtubeチャンネル登録者数50万人を達成しました。 今回は、その裏側で進行していたApp、Webのインフラをオンプレミスからクラウドに移管したお話です。 10月:「観るとパケ死する」というユーザーの声 2022年10月、私が入社してまず目に入ったのは Apple のApp Storeのこの評価 全てはここから始まりました。 この当時は、Web版のリリース、Android 版のリリースに

リファラル不要!100日のスカウトで2名採用。ビジネス映像メディア「PIVOT」の方法とは?

ビジネス映像メディア「PIVOT」でプロダクトマネージャーをしている はち(@PassionateHachi)です。 実は、Youtubeチャンネルで注目いただいているPIVOTですが、自社プロダクトもあります。 これらは外部のパートナーさんと開発していますが、2022年10月の私のジョインから、プロダクト組織の立ち上げ、採用活動を進めてきました。 入社エントリーはこちら ちょうど100日経過した 2023年2月、オープンしていたUIUXデザイナー、Software

ビジネスメディア「PIVOT」のプロダクトビジョンを公開します! by プロダクト組織一号社員

ビジネスメディア「PIVOT」 はサービス開始半年で、おかげ様で、 Youtube公式チャンネル登録者数 "8万人"越え (本記事公開日現在) 広告売上1億円突破 を達成しました。 関連記事:【ビジネスメディア「PIVOT」リリース半年で広告売上1億円突破】コンテンツや広告制作強化のため、採用を拡大 本記事では、そんなPIVOT株式会社に10/1付で「プロダクト組織一号社員」として入社した私が ジョインを決めたPIVOTの魅力・今後の可能性 約3週間でやったお