見出し画像

【ちょこっとつまみ食い】アイデアのつくり方

 アイディアって、仕事がら必要な方や、自分を1ランク上げるために必要だったりしますが、学校では教えてくれない!

 ということで、Googleで検索するとほぼ全員がお勧めするこの本を今回は読んでみました。

端的にいうとどんな本?

・企画(特に広告)に関する名著。誰もが推薦書にあげる

・本文は100ページないさくっと読める本

・アイディアの創発には5つのステップがある。その5つのステップを意図して体現せよ!

1. 資料集め
2. 心の中で資料に手を加える
3. 孵化段階。意識の外で温める。苦悩の時
4. アイデアの誕生。
5. 最終的にアイデアを具体化し、展開させる

印象に残ったこと

 即ち、アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもないということである

 アイデアと聞くと、「世紀の大発明!」という印象が多いかもしれないが、そんなものは天才しか思いつかない。これはスティーブ・ジョブズのConnectiong the Dotsの発想にも近いかも。

そのためには自分の得意分野だけではなく他の分野の知識が必要だと感じた。これは今読んでる「戦略読書」で多くフィーチャーされているのでまた後日。

 しかし、十分深く、あるいは遠くまで掘り下げていけばほとんどあらゆる場合、すべての製品とある種の消費者との間に、アイデアを生むかも知れない関係の特殊性が見つかるものなのだ

しかも、新しい組み合わせを考えるときに「消費者」の存在が重要ということ。普段のプロダクト開発における" ペルソナを定義してユーザーストーリーをもとに仮説検証を行う "という現代の当たり前が後押しされているイメージ。


 一つの広告を構成するということはつまり私たちが住んでいるこの万華鏡的世界に一つの新しいパターンを構成するということである

 この「万華鏡的世界」という表現が秀逸だなとピックアップした言葉。確かに見方を変えるとその世界が動的に一変する様は万華鏡のよう。

 諸君がいま探しているのは関係であり、ジグソー・パズルのようにすべてがきちんと組み合わされてまとまるような組み立てなのである

 私たちがアイディアを考えるということは無から有を生み出すというよりも、ジグソーパズルのように自分の持ち駒からハマるものを探すこと。そのためには持ち駒(経験や知識)を増やしていかないと・・・。

 どんなにとっぴに、あるいは不完全なものに思えても一切気にとめないで書き留めて起きたまえ。

 アイディアを思いついても、自らの理性や社会的常識で却下してもらうことはありがち。裏を返すと、社会的常識で判断できることであればみんな思いつくし、イノベーション ではないのでは?

 しかしやがて諸君は絶望状態に立ち至る。

 この書籍ではアイディアの創発に5つの段階が存在すると言っている。特に思いついてから悶々と悩んで絶望している時間が重要で、その時間を作れ!悩め!と言っている。このゾーンに入れるか否かがアイディアに自信を持って突き進めるか否かの大きな分岐点と感じた。

 それは、諸君がその到来をもっとも期待していない時-髭を剃っている時とか風呂に入っている時、あるいはもっと多く、朝まで眼がすっかり覚めきっていないうちに諸君を訪れてくる。

 そして、「アイディアを考えよう」と時間をとっているだけではなく、常に考えていることが必要ということ。そうすると「急に降ってきた」というやつを体験できるというわけだ。

---------

この記事を書いた人はこちら

「この記事いいね!」「この人、気になる!」と思ったら、是非各種SNSのフォローをお願いします!


主にPjM、PO、セールスエンジニア、AWS ソリューションアーキテクトなどを務める。「映像業界の働き方を変える」をモットーにエンジニア組織を超えたスクラムの導入、実践に奔走。DevLOVEなど各種コミュニティーにおいてチームビルディングやワークショップのファシリテーションを行う