廣木ろひろひ

漫画が好きです。漫画以外のことも書きます。 Amazon のアソシエイトとして、廣木…

廣木ろひろひ

漫画が好きです。漫画以外のことも書きます。 Amazon のアソシエイトとして、廣木ろひろひは適格販売により収入を得ています。得た収入は全額漫画購入にあてますので、私の次の一冊のためと思って、ぜひ購入をお願いします。

マガジン

  • 漫画

    読んだ漫画など。以前は年間200-300冊くらいのペースで読んでいましたが、 note を書くようになってからペースが落ちてしまいました。

  • 映画

    映画の感想です。映画館に行ったものもあれば、自宅で観たものもあります。映画館ではかならずポップコーンとコーラを頼みます。コーラはなるべくコーラ・ゼロ。

最近の記事

「感想」が書けないひとのために

 感想が書けない、と妻がこぼしていた。なんでも、友人と話していると、誰それの影響を受けているだの、系譜だの、聞くらしい。妻は真剣に悩んでいるという。本でも映画でも、基本的に「面白かったなあ」以上の感想を抱かない。妻のような悩みを持つひとは多いのだろうか。ここはひとつ、役に立つアドバイスをしてみたい。  わたしは中学生時代からあまたのハンドルネームを作っては破棄を繰り返してきた。ほとんどの場合、ハンドルネームと、ブログのプロフィールページと、大長編の記事を1つか2つ書くと満足

    • 映画『Perfect Days』は「清貧ミニマリストの下町ルーティン」なのか?

      (ネタバレ:有り)  映画『Perfect Days』を観た。予告のまったりした雰囲気が合わず遅ればせてしまった。間に合ったのは幸いだ。素晴らしい映画だった。  この映画に寄せられた感想もいくつか読んだ。乱暴にいって、本作は清貧ミニマリストの下町ルーティンとして受け止められているようだ。役所広司演じる平山の鋭い感性が、日常をみずみずしく捉える。平山の生きかたを現代のわたしたちは失っている ── 。だが、本当にそれだけの映画なのだろうか? ここでは試みに、もうひとつの見方を

      • 今週買った漫画03/クセのつよい漫画は1冊で十分

        今週はがんばってヘッダー画像を載せてみた。 戦奏教室 6まだ6巻だったのか、という感じがある。だいぶ話が進んでいるので、てっきり10巻くらいかと思っていた。7巻が出たときにいちど読み返そうかしら。 二月の勝者 ー絶対合格の教室ー(20)そろそろ終わりが見えてきている。わたしも20代のころは塾講師をしていた。さいわいなことに当時のわたしはほとんどの期間が学生で(途中で卒業した)、ノルマを課されたことはない。それでも商業主義的な空気感というのは感じていたし、かといってそれにと

        • 今週買った漫画②/ルールを破りたくなる漫画との出会い

          今週の『ダイヤモンドの功罪』『カテナチオ』は先週から引き続き読んでいる。あまりにも面白い。『ドラハチ』と合わせてもっともハマっている3冊だ。「ウィズ『アオアシ』時代におけるシリアスなスポーツ漫画3選」とでも銘打って別途紹介記事を書きたい。 ダイヤモンドの功罪(3)先週2巻を買ったばかりだが、あまりにも面白いので 🔗3巻 を買って読んでしまった。 ダイヤモンドの功罪(4)さらには 🔗4巻 まで買って読んでしまった。漫画は週に1巻ずつ読むようにしている。何巻も続けて読むと、読

        「感想」が書けないひとのために

        マガジン

        • 漫画
          4本
        • 映画
          3本

        記事

          今週買った漫画①

          月に20〜30冊漫画を読む。読んで終わるのはもったいない気がしてきた。記録を取ることにする。まだ読んでいない段階でのメモなので、ネタバレはない。ほんとうは1冊読んでしまったが、読んでいないフリをして書く。 この世は戦う価値がある(1) (ビッグコミックス)Nero さんの Amazon レビューを読んで興味を惹かれて買った。表紙を読んだところ綺麗目な印象を受けたのに、「無敵の人」とある。『あたらしい君へ』も綺麗目な絵柄でドンドコ進んでいた。似た方向なのだろうか。 MUJI

          今週買った漫画①

          日記│映画『窓際のトットちゃん』を観た/なんでも話してごらん

          (ネタバレ: 前半部分は有り) 12/29 に映画『窓際のトットちゃん』を観た。うろ覚えだが、以下のようなシーンがあった。 トットは周囲を気に留めない「天然キャラ」として描かれている。校長に向けても、とりとめなく、はてしなく話が続く。あらかた話し終えると、心を占める想いが落ち着き、静かな寂しさに包まれる。続きを促され、悩み吐露するトットはよそよそしい。さきほどまでの勢いがない。どこか他人事でもある。 はてしなく話した先に予想外の本心が現れる。この本心は自分の手に余る。誰

          日記│映画『窓際のトットちゃん』を観た/なんでも話してごらん

          日記|漫画『STAND UP START』(13)(福田秀、ヤングジャンプコミックス)完結

          (ネタバレ: わずかに有り) 福田秀さんの『STAND UP START』が13巻で完結した。13巻。とても面白かった。福田さん、たいへんおつかれさまでした。面白い漫画をありがとうございます。 自分の年齢が高くなるにつれて職業ものの漫画を読むことが増えてきた。『トリリオンゲーム』『いつか死ぬなら絵を売ってから』『左利きのエレン』など、流行っているものは一通り読んでいる気がする。『課長島耕作』まで読み始めてしまった(もっとも、これは職業漫画というより不倫漫画といったほうが適

          日記|漫画『STAND UP START』(13)(福田秀、ヤングジャンプコミックス)完結

          日記|映画『ウィッシュ』を観た/ミュージカルは良い

          (ネタバレ:ほぼ無し) ディズニー映画の『ウィッシュ』を観た。このところミュージカル映画を観るたびに「ミュージカル映画は良いな」と感じる。残念な気持ちになることがほとんど無い。 私は毎月1〜7本映画館で映画を観るため、「似ている映画」が気になりやすい。映画にも流行のパターンのようなものがあるのか、最近観た韓国映画『デシベル』は『非常宣言』にそこはかとなく似ているのを感じる。似ていても面白いし、『コンクリート・ユートピア』も観に行く気満々だ。それでも映画の雰囲気がなにかに似

          日記|映画『ウィッシュ』を観た/ミュージカルは良い