見出し画像

Canvaを使って、小学校で働く妻に自宅で学級目標の掲示物の作り方を教えたら、いくつかの知見が得られた話



小学校で働く妻にCanvaの使い方を教える

私の妻も、私と同じように小学校で働いています。

私は校務や学級経営に関わる仕事でよくCanvaを使っていて、その便利さに とても魅了されています。 以前は、修学旅行の説明会を完全にオフラインにした記事もお伝えしました。

私が自宅でCanvaを使って仕事をしているところ、妻は何となく眺めていたようでした。

ちなみに彼女はそこまでICTに長けているわけではなく、どちらかといえばPCは苦手なタイプです。

新年度、教室の掲示物を作る機会が多くあり、妻から「Canvaってやつで作ってみたいから教えて」とお願いされました。

もちろん、初めて操作するってことです。

Canva研修の知見になるのでは?

ここで私は考えました。これって教えることで人に伝えるときの知見が得られるのではと。

そのうち学校でもちょこっとした研修をしてみたいなぁと考えていたこともあり、全く触ったことのない相手に伝えるつもりで1on1のミニレッスンを行ってみました。

そこまで、ICTが得意でない妻に伝えることを通して、今後設定するであろうCanva研修のための知見になるのでは?と思い記事にまとめてみます。

Canvaで学級目標を作る

妻は、新学期に学級目標を掲示物で作りたいと言う希望がありました。そこで今回は教室に掲示する学級目標のポスター的なものをCanvaでつくるというプログラムにしました。

こんな学級目標の掲示物をデモで作ってみた



プログラムの時間は30分程度でした。

まず取り組んだのは、Canvaの基本的な使い方でした。

これには、テキストの追加・入力、拡大、フォントの変更、フォントのエフェクト、レイアウトの配置の仕方、素材の挿入、背景の追加、画像のアップロード、基本的な機能です。


充実のフォント。かなり迷うほど充実


私が自分のクラスの学級目標を作るデモンストレーションを行いながら、一つ一つの操作を丁寧に説明しました。

背景も充実。これまた迷うね。

そしてその後、妻に実際に操作し作成する隣で私がフォローしたり、追加の解説を行うスタイルで進めました。

「パワポで作っているみたい!」

まず最初に完成品を示して、白紙の状態から作る様子をデモでみてもらったところ、妻のもったイメージは「パワポで作っているみたい」とのことでした。


テキストのエフェクトでいい感じになるって気づいた妻
このあたりから完全自走状態


特にレイアウトの作業はその操作に近いこともあり、驚くほど早くこれらの操作を理解し、短時間で自分だけのデザインを作成することができました。

素材の多さはテンション上がる


また素材の多さにテンションが上がっている様子でした。検索キーワードにどんなワードを入れるかがポイントだということも何度か作業するたびに 感覚的にわかったようでした。

素材は検索が肝!!



背景の画像を変更したり、背景に合わせたフォントを変更したり、テキストの内容に合わせた素材を追加したい。

とても楽しんだ様子で作業する様子は教えていてこちらも楽しくなります。

そして数枚のデザインが出来上がったところで、いよいよ最後の共有→ダウンロードの工程に移ります。

成果物を共有できることを伝える

研修の最後には、作成したデザインを保存し、それを共有する方法を練習しました。Canvaは作成したデザインを簡単に他人と共有できる機能も持っています。

共有→ダウンロード→今回はPDF形式でダウンロードしました。
学校の印刷機でプリントします

今回は私のアカウントで試しに作ったものをダウンロードしましたが、妻の学校で配布されているアカウントで来週は作ってみたいと思っています。

共有リンクを渡す練習も行いました。後は学校に行って印刷をするだけです。

クラウドの良さを実感した妻


これを機に、学校での作業も、時間が空いている自宅でたまに作業することができると言うクラウドの良さを感じることにもつながりました。 特にパソコンでなくても、スマホやタブレットでも同様の操作ができると言うことを伝えたところ、そこにメリットを感じたようでした。

講師役の私が得た知見

今回の一連の自宅でのCanvaの勉強会を終えたところで、私がいくつかの知見を得ることができました。

①まったくの素人でも、適切に寄り添いながら伝えることで、感覚的に作業ができると言うこと。

②自分の作りたいものが明確になっていると、そのアウトプットに向けて感覚的に操作できる。

③Canvaの特性である素材の多さや、フォントの多様性など、たくさんのおしゃれな素材の中で選択することでワクワクしながら作業ができる。

④研修をするなら、隣に寄り添った形でワンオンワンの形式がやはり適している。 しかし、あまり細かく隣から口を挟まご迷惑その都度引っかかったところで、適切なフォローアップをする方が自発的な研修となり得る。

⑤一連の成果物を作った後、端末にダウンロードするだけでなく、共有リンクを使って配布したりすることができることを伝えることで校務や学級経営など 多くの場面で、活用の幅が広がるイメージを持つことができる。

⑥ オンライン上のクラウドサービスによる、いつでもどこでもどの端末でもできるメリットを感じることができる。

多くの知見が得られた私の学びにもなりました。

おわりに


学校現場でcanvaを使ってみたいと思っている先生も私の近くに何人かいます。大きく研修会をするのではなく、まず身近に興味を持った先生に伝えていきながら、そこで得られた知見を集めいていくことがいいのではないかと思いました。 その都度、得られた知見を、次の研修に役立てると言う研修サイドのPDCAサイクルを大きく回していくことがいいですね。

次のミニ研修、そして全体研修と言うように研修のサイズ感もだんだん大きくしていきたいなと思っています。 どちらかと言うと、今回は研修を伝えるサイドの視点として記事を書かせていただきました。

いずれにせよ、新しいツールを使って学ぶと言うことで、自分の仕事に役立つと言う実感があるとはとても素敵なことですね。

この自宅での勉強会は全体として非常に成功したと思います。妻はCanvaの使い方をしっかりと理解し、自分でデザインを作成することができるようになりました。

そして、私たちは一緒に新しいスキルを学ぶ楽しい時間を過ごすことができました。この経験は、私たちのコミュニケーションを深めるための良い機会にもなりました。

さっそく次回はCanvaで何をつくろうかと妻はワクワクしています。作りたくなるワクワクがCanvaにはあるようです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?