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取引先0から始める起業~動画クリエイターの場合~

こんばんは。動画大好きオジサン、白川です。

私は、もうすぐ5期目に入る、動画の企画制作会社を経営しています。設立時、自由な形でしがらみなく事業を行いたいと考えていた私は、それまでの取引先などを引き継がず、取引先0から営業をして会社経営を続けてきました。

紆余曲折あった取引先0の状態から始めた、動画制作会社起業。

今回は今後起業を考えている人や、フリーランスになる予定のクリエイターさんの反面教師になれるかもしれない、私の失敗体験を3つ紹介したいと思います。


▼失敗①会社の存在を知っているのは知人だけ(認知)

最も最初に体感した大失敗は「認知されていないこと」でした。皆さんは既に取引がある企業以外の企業名、いくつ挙げられるでしょうか?

おそらく挙げられて20〜30。。しかも、飲食系だったり、家電系など普段の生活の中でお世話になっている企業名が大半を占めるかと思います。生活に密接に関わりの無い業種においては、企業名はもちろん、存在すら知らない企業が大半だと思います。

私が起業した際の大失敗はこの事実を甘く見ていて、「存在すら知られていないことの怖さ」を感じていなかった点にあります。

まずは知ってもらうことが大切だと感じ、広告やサイト制作、PRを開始しました。


▼失敗②初めての会社に依頼するのは怖い!(信頼)

まずは存在を知ってもらうことから始めたことで、少しずつ問い合わせが入るようになりました。しかし、受注へは全く進みません。

思い切って失注の理由を聞いた所「初めての会社に依頼する怖さがあるので、他企業も利用している会社と取引をする」と返答を頂きました。

動画の企画制作会社は、発注時点では制作物成果が見えておらず、会社や担当者を信じて発注するしか無い事業です。そのため、初めての。ましてや設立したばかりの企業に依頼するにはハードルが高かったようです。

そこで、コンテ・スタッフ構成・撮影機材など「あとは予定通りに撮れば完成!」くらいのほぼ最終段階まで企画書を練りこみ、信頼して頂くようにしました。そうすることで、少しずつ発注が増加となりました。


▼失敗③機材の資産運用は大切!(リソース)

これは0→1で仕事を取るとは別の話ではありますが、動画制作に必要な撮影編集機材の運用は特に失敗した点です。設立当初、「いつでも撮影していつでも編集するぞ!バリバリに!」と意気込んで揃えた撮影編集機材ですが、これまで以上に技術革新が進み、古くなるスピードが猛烈に早くなりました。また、頑張れば買えるレベルの機材は特出した武器にもなりません。

YouTuberを始め、動画制作に参入する人口が増えたことで、撮影機材のリニューアルはほぼ毎年。早ければ半年スパンで新しくなります。GoProなども年1回リニューアルされますが、毎年驚くほど性能が高くなっていきます。(しかも前年とほぼ同額で販売される)

機材投資をした半年〜1年後に、もっといい機材が出ちゃうことも多々ありますし、お客さんのほとんどが機材が自前だろうが、レンタルだろうが気にしないので、機材投資は最小限にすべきだと感じます。

(ただし、編集機材は長持ちします)


これから動画で事業を始める方の参考になれば幸いです!


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