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動画制作においてのプロとアマチュアの差とは何か?

こんばんは、動画大好きオジサンの白川です。

最近、動画制作者が急増しています。少し覚えるとあっという間にスキルが身に付き、副業にもなる動画制作。しかし、プロとアマチュアの差はまだあるのかもしれません。

今日は動画制作においてのプロとアマチュアの差を考えてみたので、ここで備忘録として残させていただきます。

※ここで言うプロとは、YouTuberやCM制作者、動画に携わる人で「動画だけで食べて行けている人」のことを指そうと思います。

動画業界の流れは非常に早いため、この考えは、2019年10月現在のもので、もしかすると数ヶ月先には全く違う考えになっているかもしれませんが。


はじめに。動画制作者が急増中で嬉しいです。

最近、動画制作者が急増しています。今後5Gになった際に確実に伸びるジャンルでもありますし、長年動画制作を行ってきた立場からすると、動画について語れる人が増えていることがとても嬉しいです。

しかしながら、自前でスキルを身に着けるだけでは得られない差が生まれてきているのも確かだと感じています。

今回はここ最近感じたプロとアマチュアの違いの一部を書きたいと思います。


プロとアマチュアの違い①:動画内容の目的意識

動画の構成は動画そのものを組み立てる、最重要項目です。全ての動画がそうだとは言いませんが、おおよその動画には「その動画を見ることで、どういう気持ちになって欲しいか」「視聴者にどのようなアクションを取って欲しいか」と動画そのものの目的があります。

例えば、動画広告の場合は「商品を認知して欲しい」「購入ページに飛んでクリックして欲しい」など、動画を見る人の心もしくは体を動かすことが目的です。また、バラエティでは「笑って欲しい」はもちろん、その先に「目を離せないくらい集中させて、合間に入る広告を見せる」などがあります。

売れる動画と、売れない動画の一番の差は、視聴者の心とアクションをどこまで考えて構成を組んでいるか?であると思います。

「ただ自分の動画を見て欲しい」も大事ではありますが、その一歩先の「見た後にどういう気持ちになって欲しい」まで考えると違うのかなと思います。


プロとアマチュアの違い②:やりたいことと、やるべきことを取捨選択できるか否か

動画において”クオリティが高い”とは、「かっこいい」や「ビジュアルが綺麗」と思われがちですが、それは一つの要素であって、それより先に「画面構成が伝わっている」ことにあると思います。例えば、商品の名前を出す際の文字演出。

A:商品ロゴがドーンと出てきてエフェクトのインパクトあり。ビジュアル的にも十分!けど、エフェクト部分に尺を取られており、商品ロゴが完全に見えているのは1秒しかない

B:商品ロゴはドーンと出すがシンプルに。エフェクト尺がなく、商品ロゴが完全に見えるのは3.5秒。

どちらが優れているかは、展開してみないと判断が難しいですが、プロは自分のスキルを出したい気持ちを抑え、結果を求めてBを選択すると思います。


プロとアマチュアの違い③:お金を稼げるか否か

それを言っちゃおしまいなのですが、お金を稼げるか否かが非常に大きいと思います。ここで言うお金稼ぎとは、「仕事を取れるか」「信用してもらえるか」になります。

動画制作者として最も重要なことは、動画制作者としての自分を自己プロデュースすること。発注時、全てのプロジェクトは「動画そのものはまだ無い」状態です。その「何も無い」状態で、クライアントからの信頼を獲得し、実際に仕事として動き始めるには、「自分そのもの」を売り込む必要があるので、自己プロデュースができているかが最も重要かもしれません。

逆に言うと、自己プロデュースが出来ないクリエイターは、色々苦しいかもしれないと思います。


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