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【其の一】企業価値1900億?今最も熱いスキンケアコスメ『Glossier』をSNSから紐解く

こんにちはタナカです。
普段は実店舗ビジネスのマーケティングから様々な業種のSNSマーケティング、SNSコンサルティングを主に活動しています。

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皆さんは、現在約10兆円の市場規模ともいわれるアメリカ国内のコスメ業界で、最も注目されているスキンケアコスメブランドをご存知ですか?
今最も話題であり、多くの GenZやミレニアル世代の共感を集める魅力の発信方法やD2C施策をSNSで紐解いていきます。

「Glossier(グロッシアー)」

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(出典:https://www.glossier.com/)

アメリカ国内のコスメ業界で、最も注目されているスキンケアコスメブランドの名は「Glossier」と言います。

Glossierは2014年にエミリーワイス(Emily Weiss)が立ち上げたニューヨーク発のコスメD2Cブランドでフランス語の「dossier(人物調査書)」の造語です。

今回はそんな今もっと勢いのあるコスメブランドを人気の背景とSNSから紐解いていきます。

企業価値1900億円?今、最も注目される理由とは

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なぜニューヨーク発の「Glossier」は10兆円もあるアメリカのコスメ市場で今、最も注目されているのか、それは創業者兼CEOのエミリーワイスがアメリカをはじめとする"GenZ"や"ミレニアル世代"の共感を集め、支持されているからと言えます。

またGlossierの商品の"アルコールフリー"や"クルエルティフリー"などが現代のGenZやミレニアル世代の共感を集めています。

※GenZ…Generation Z、Z世代 一般的に1990年代半ばから2000年代前半生まれのことを指す。
※ミレニアル世代…一般的に1980年から2005年頃生まれを指す。
※クルエルティフリー…動物実験をせずに地球に優しいとされている。

◉創業者兼CEO エミリーワイス

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(出典:nytimes)

創業者兼CEOであるエミリーワイス(Emily Weiss)は、元々アメリカ、フランス、イタリ­アをはじめ世界20カ国で発行されており世界のファッション界をリードし続けている「VOGUE」という女性向けファッション誌のアシスタントとして勤めていました。

彼女はVOUGEのアシスタントとして忙しい日々を送りながらも、自ら仕事先で会った美容業界の方ファッション業界など、その業界で活躍する人に美容の知識や化粧品についてリサーチした内容をブログとして毎朝更新しておりました。彼女のブログは更新していくにつれ爆発的な人気を博し、彼女は2014年に「Glossier」を設立し独立をします。

彼女はブログを更新していく中で世の中の女性が本当に求めているスキンケアやメイクアップコスメを世の中の企業は作れていないのではないか、求めているものに対して応えることができていないのではないだろうか、そう感じユーザーの求めている声を元に作り出された商品だからこそ今アメリカのGenZやミレニアル世代に絶大な支持を得ています。

Now, we’re building the future beauty company where everything we make starts with you. We create the products you tell us you wish existed. We believe in thoughtful design, and enabling conversation (which is where it all starts). But most of all, we believe that beauty is about having fun, wherever you are in your journey.
                         (出典:Glossier.com)

ここからは「Glossier」がいかにしてGenZやミレニアル世代を魅了し、支持を得たのかSNSを中心に考えていきます。

「Glossier」の Instagramを紐解く

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では「Glossier」はどのように多くの情報を1日に得ているGenZやミレニアル世代の心を掴んだのでしょうか?

その一つに" Instagram"がポイントになっています。GlossierのInstagramは既に272万人がフォローをしており、そのInstagramの投稿、運用からGenZやミレニアル世代の共感を生むポイントが読み解けます。


"自然"な美しさを表現

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(出典:https://www.instagram.com/glossier/)

 Instagramの投稿を見て感じるのはその自然さ、ナチュラルさであったりメッセージ性が大きく感じられます。現代ではSNSマーケティングに限らず顧客を魅了するのは製品の性能や魅力だけではありません。

その企業の理念やミッションに共感をさせることが重要であり、その企業理念にそったユーザーに伝えたいメッセージを Instagramを通して発信していくことが重要です。理念やメッセージ、ストーリーに共感してファンになるという傾向はGenZやミレニアル世代には特に強く、企業の理念やストーリーを伝えることはD2C事業を行う上では必ず必要です。

顧客との双方向のコミュニケーションを重視

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(出典:https://www.instagram.com/p/CSIUCkNJSuZ/)

Glossierはその投稿の多くがユーザーのリポスト投稿であり、ユーザーとのコミュニケーションやつながりを重要視していることが伺えます。
現代のInstagramの運用ではこのフォロワーとの双方向のコミュニケーションが最も重要と言えます。エミリーワイス氏が顧客とのコミュニケーションを重要視していたことはGlossier設立前より活動をしていた『Into The Gloss』というGlossierの前身とも考えられるメディアからも読み解くことができます。

 Instagramの運用の観点から考えるとGlossierは下記のような点でユーザーとの双方向のコミュニケーションを図っています。

・メンションをしてくれたユーザーのリポスト
・ハッシュタグをつけてくれたユーザーの投稿をリポスト
・コメントへの返信
・ユーザーからのDMへの返信
・ストーリーでインタラクションを集める。

しかし、この根底には先述した通り企業の理念に共感をした根強いファンが初期段階のフォロワーであったことが最も重要であり、このUGCを生み出す秘訣はそこにあります。

参考: UGCとは何か

現代の Instagram運用において最も重要なのはフォロワー数ではなく(重要な指数ではありますが)どれだけフォロワーの熱量があるのか、すなわちエンゲージメント率であると言えます。

GlossierがGenZの心を掴んで共感を生んだ理由はその企業理念とその企業理念を伝える双方向のコミュニケーション、さらにはその継続であったことが伺えます。

次回はGlossierのYouTube戦略なども交えながらさらに深掘りしていきます!


ここまで読んでいただきありがとうございました!LINE@では無料でSNSコンサルティングを行なっておりますのでSNS関連で発信方法や個人または飲食店などアドバイスできたらと思いますのでお気軽にご質問ください!

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