怪我について

開幕直前から肉離れを繰り返していたのですが、練習に合流したところで今度は骨折をしてしまいました。

J1復帰1年目、ここを乗り越えれば必ず強くなれる。その確信が日々深まる一方で、"ここを乗り越えること"の大変さも感じています。そんなクラブの未来を左右する大切な時期に、チームの力になれないことが本当に悔しいし、心苦しいです。

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心配してくれている皆さんに、怪我の状況を説明しておきたいと思います。

第五中足骨の疲労骨折というのは、ジョーンズ骨折と呼ばれるサッカー界ではメジャーな怪我のひとつです。僕自身も大学4年時、プロ1年目に骨折をして、両足にボルト(チタン製のスクリュー)が入っています。

厄介なのは、今回の怪我が再骨折だということと、ボルトも折れてしまったということです。

手術から10年以上経っているため、骨と一体化したボルトを引き抜いて新しいものに差し替えることは出来ません。そこで治療方針について、考えられる選択肢を並べてメディカル陣と話し合いました。

結論として、自然治癒を促しながら保存療法(オペをしない)でトライすることになりました。
1ヶ月程治療と経過観察をして、骨がくっつく気配がない、痛みが全く引かない場合はオペを受ける。経過が良くて練習や試合に合流していく過程で再受傷した場合も同様です。

すぐオペをして順調に回復しても、シーズン最終盤に間に合うかどうかです。ならば、保存療法で今季チームの力になれる可能性を残したいと思いました。

ベストシナリオは、2.3ヶ月で復帰できてシーズン終了までプレーできる。そして今季の長いオフ期間を利用してオペを受けるという流れです。
色んな可能性がある中で、ベストシナリオを実現できればの話で、この選択が遠回りになる可能性もあります。

そのような状況なので、復帰時期が未定というリリースになりました。

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怪我について、皆さんから沢山のメッセージをいただきました。公式発表へのリプライも読ませてもらいました。すごく嬉しかったし、勇気づけられました。

復帰を待ってくれている人のために、自分自身のために、前向きにリハビリに取り組んでいきます。

そして、ピッチに立てない状況でもほんの少しでもチームの力になれればと思います。

長い文章を最後まで読んでいただきありがとうございました。

厳しい試合が続きますが、これはクラブが強くなるために避けては通れない道です。監督・選手を信じてこれからも一緒に戦ってください!