山田大記

プロサッカー選手 静岡県浜松市出身 1988年生まれ 藤枝東高-明治大学-ジュビロ磐…

山田大記

プロサッカー選手 静岡県浜松市出身 1988年生まれ 藤枝東高-明治大学-ジュビロ磐田-カールスルーエSC(ドイツ)-ジュビロ磐田

最近の記事

なぜ僕たちが『本気で子どもたちの課題を解決したい』と考えるようになったのか

なぜ僕たちが法人を設立してまで『本気で子供たちの課題を解決したい』と考えるようになったのか。 短めにまとめたので、最後まで読んでいただけたら嬉しいです。 活動のきっかけ かれこれ10年ほど前に、母校を始め小学校や中学校を訪問するようになりました。その後、縁あって児童養護施設にも定期的に足を運ぶようになりました。 ドイツから帰国してからは、小児病棟の訪問や入院中の子供たちとの交流を行っていたチームメイトの小川大貴と、個人として一緒に活動するようになりました。 この時は

    • 足の状態

      多くの方がご存知だと思いますが、5月末に第五中足骨を再骨折し、手術を受けず復帰を目指すことを決めました。 怪我の詳細、治療方針については当時書いたこちらのnoteをご覧ください。 怪我について|山田大記|note 骨が折れたままの状態で復帰をしたのですが、なんといつの間にか骨がくっついていました! この検査結果を受けて、手術を受けずに治療を続けることになりました。(まだ骨癒合や強度は十分ではないので、すでに衝撃波や超音波での治療を開始しています。) 来季はチーム始動

      • クラブの未来

        今年は苦しいシーズンになりました。 1年でのJ2降格という結果を招いてしまったことをとても申し訳なく感じてます。ピッチに立つ僕たち選手の力不足です。 苦しい時間が長かったからこそ、僕たち選手を信じてくれる人の存在が大きな支えになっていました。 今シーズンも多大なるサポートをいただき、ありがとうございました。 今日こうしてnoteを書いているのは、クラブに携わる1人の人間として感じてきたことを、皆さんに伝えたいと思ったからです。 降格が決まったガンバ大阪戦後のインタビ

        • 怪我について

          開幕直前から肉離れを繰り返していたのですが、練習に合流したところで今度は骨折をしてしまいました。 J1復帰1年目、ここを乗り越えれば必ず強くなれる。その確信が日々深まる一方で、"ここを乗り越えること"の大変さも感じています。そんなクラブの未来を左右する大切な時期に、チームの力になれないことが本当に悔しいし、心苦しいです。 ーーーーー 心配してくれている皆さんに、怪我の状況を説明しておきたいと思います。 第五中足骨の疲労骨折というのは、ジョーンズ骨折と呼ばれるサッカー界

        なぜ僕たちが『本気で子どもたちの課題を解決したい』と考えるようになったのか

          息子が一歳になりました。

          誕生/告知 息子が、一歳の誕生日を迎えました。 息子が産まれてすぐ、ダウン症かもしれないということが分かりました。 今でも鮮明に覚えていますが、その瞬間は頭の中が真っ白になりました。 思い描いていた我が子との明るい未来が、突然暗く閉ざされてしまったかのような、そんな錯覚に陥りました。 しかし、実際に息子と過ごしてきたこの一年間は、息子が生まれる前に思い描いていた以上に、明るく幸せな日々になっています。 暗く閉ざされたなんてとんでもない。当時を思い返し、息子に申し訳なく

          息子が一歳になりました。

          2021.2.3 いま思うこと

          山田大記、1988年生まれ、32歳。 4歳でサッカーを初めて30年近くが経つ。 もし40歳まで現役を続けられてもあと8年。 サッカー選手としての歩みは、確実に終盤戦に差し掛かっている。 これまで下してきた決断には未練も後悔もないが、これから下していくであろう幾多の決断には、様々な感情が宿るのではないか。 そんなことを考えている。 決断とは、プレースタイルやチーム内での役割、移籍か残留か、そして、いつどこで終わりの日を迎えるのか。 夢や目標から逆算して下してきた決断を

          2021.2.3 いま思うこと

          コロナに問われるJクラブの資質

          「スポンサー、サポーター、地域の皆様の多大なるサポートに、心から感謝致します。」 言葉は違えど、Jクラブに身を置く人間が、このような想いを口にしていることは多い。この言葉が、心の底から出た言葉なのか、口先だけのものだったのか、今このコロナ禍においては容易に見てとれる。 スポンサー、サポーター、地域の方々が一様に大変な想いをしている中、クラブやクラブに身を置く人間がどのような行動をとっているか。それを見れば、クラブの資質が見える。 クラブが提供できる既存のリソースはたくさ

          コロナに問われるJクラブの資質

          ウィズコロナのJリーグ

          万全を期して試合に挑む。それでも、予期せぬことが起き、勝敗を押し付けられる。フットボールは熱く、そして冷たい。試合後に見える光景はいつも、試合前のそれとは大きく異なる。 COVID-19との戦いを終えた時、そこに広がる光景はいかなるものか。フットボール同様、それが歓喜の瞬間ならば喜ばしい。しかし、その光景は我々の想像を絶するほどに残酷なものかもしれない。そう感じざるを得ないほど、この困難は大きい。 生命のみならず、社会と経済の根底を揺るがす事態に、どう対処し、いかように変

          ウィズコロナのJリーグ

          独善性という足枷

          独善:独り善がり。自分一人が正しいと考えること。 独善性は誰もが少なからず持っている。しかし、これぞ独善性の独善性たる所以だが、独善的思考に陥っている人は、自らのそれになかなか気付かない。 独善的な思考に陥りやすい人にはある種の共通点があると思っていて、真面目で正義感の強い人、ストイックで意識の高い人ほど、これに陥りやすい。自由人や、そもそも目標やモチベーションが低い人は、独善性とはあまり縁がない。 自信や誇りは、その人自身の魅力や活力になる。しかし、自負やプライド、使命

          独善性という足枷

          強いチームが勝つ、は本当か?

          勝利。 我々アスリートが何よりも追い求めているもの。 勝利には絶対的な力がある。 さて、強いチームが勝つ。 本来そう考えるのは自然だが、果たしてそれは本当か? というのも、結果に直結する程の明確な実力差があれば話は別だが、トップレベルでは実力が均衡している。勝敗を隔てる僅かな差が、実力そのものではなく、突発的で偶発的なものであることも多い。 ゆえに、強いチーム(優れた組織)が勝負に勝つとは言いきれない。 スポーツ界には、こんな言葉もある。 強いチームが勝つのではなく、勝っ

          強いチームが勝つ、は本当か?

          noteを始めることにした。

          新たに始めるnoteでは、思考について書きたいと思う。 現在オフィシャルで4つのSNSアカウントと1つのブログを持っていて、感情と情報の発信拠点になっている。 それはそれで個人的にはとても有意義で、今後も続けていきたい。 SNSは自分の言葉で想いを伝えられて、サポーターとの繋がりを強く感じられる。自分は周囲の支えやサポートから大きな力をもらうタイプで、1人で孤独に戦うほどの強さを持ち合わせてはいない。 強くなりたいとは思うけど、支えてもらって前向きに挑み続けられるのならそれ

          noteを始めることにした。