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恩師 vs 恩師:胸アツ!夏の一日(インハイテニス)

こんにちは!Hirokiです
今回は高校総体2022インターハイテニスにおいて、私にとって大きなサプライズが起こり、とても胸アツだったため、それについて発信していきます!

法政二高vs帯広北 インハイテニス男子団体戦ラウンド16

2022年7月29日 
法政二高2-1帯広北
法政二高が帯広北を破り、インターハイベスト8に進出

私はプロフィールの記載のように、法政二高で三年を過し、その三年間は所属していたテニス部に多くの時間を費やしてきました。そのため、私の高校生活とはテニス一色だった訳です。

その三年間で私は顧問の高橋司先生北浦真斗監督のお二方に非常にお世話になりました。
(※私の時代は司さんが顧問•北浦さんが監督でした)
お二人にテニスの指導はもちろんのこと、人間性や物事の考え方など、テニス以外のことも沢山教えていただき、今の自分があるのはこのお二方のおかげそのものです。

では、母校テニス部の重要な試合は我々OBにとってもすごく楽しみになものでありますが、
今回に限ってはなぜnoteに書くまでになのか、それはまさしく今回の対戦が
法政二高vs帯広北=司さんvs北浦さんであったからです。私を含めたテニス部OBに取って、これ以上ないエキサイティングな顔合わせだったと思います。

また、この対戦はただの恩師二人初の直接対決だけでなく、両校がそれぞれ歩んだ道のりが大きく関係していますので、これからそれを説明させてください。
まずは両校の簡単な概要から。

伝統の法政二高テニス部

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1948年に創部した二高テニス部ですが、昔から全国の大舞台で活躍をしてきた歴史を持っており、近年では2017年度の全国選抜で準優勝まで上り詰め、翌夏のインハイではベスト8という結果を残すなど、神奈川県の強豪校の一つとして知られています。

素晴らしい選手が毎年切磋琢磨する強豪校の二高ですが、
二高はダブルスや団体戦により力を入れている学校であり、私も入部当時司さんから、
「シングルスや個人では勝てない強い相手でも、チームで戦う団体戦やダブルスでは、チームとの力・ペアとの力でそういった選手にも勝つことが出来る」
と教えていただき、実際に先輩たちや歴代の選手たちが、下馬評をひっくり返して、強豪校・強豪選手を打ち破ってきたシーンを数多く見てきました。

団体戦に力を入れているからこそ、チームワークの重要性や仲間と時に競い・協力し合うことで、より深みのある三年間を過ごせたと私も強く思っています。

また、今回登場する司さんも北浦さんも二高テニス部のOBであり、司さんも二高卒業後もコーチとして再び二高で新しいキャリアをスタートさせ、監督を引き継ぎ、その中で北浦さんを実際に指導した恩師と教え子の関係でもあるのです。

【十勝から日本一へ】北のライジング・サン 帯広北

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2019年の3月を最後に北浦監督は法政二高を離れ、北の大地帯広北高校テニス部の監督として、新しいキャリアをスタートさせます。

私も北浦さんの帯北初年度に、微力ながらですが練習に参加させていただき、帯北の部員たちの練習・指導をさせていただきました。
北浦さんの熱い指導のもと、真摯にテニスに向き合いかつ、純粋に楽しそうにテニスに取り組んでいる部員達がとても印象的でした。

ただ、北海道という気候やテニスを行う環境も二高ほど整っている訳ではなく、インスタ上では冬の間は全くいつものコートとは感覚の違う体育館で練習を行う姿や、
実際に帯北に訪問させていただいた際にも、北浦さんより
「コートをみんなで協力して作ったんだ。ラインとかも自分たちで釘を打ってね」と聞き、厳しい環境の中で活動しなければいけないのだなと強く感じました。

しかし、そんな厳しい環境をくぐり抜け、両校は今夏に相まみえることになるのです。

経験の二高か、帯北の勢いか

(※こんな勝手なタイトルをつけると司さんや北浦さんからお叱りを受けそうですが、(笑) 一OB/両校のファンとして勝手につけさせてください)

私個人として非常にエキサイティングなカードとなった今回の対戦ですが、
前述の通りそれは二人の恩師の初直接対決であること、
そしてもう一つ大きな意味があると私は勝手ながらに感じていました。
それは、

両校とも逆境を乗り越えてのインハイ出場

ということ。

まず近年の法政二高は、司さんもYouTube上でお話の通り、あまり満足のいく結果が出ておらず、少しの間全国の舞台から遠ざかっていた事実があります。しかし、厳しい神奈川県予選を突破し、嫌な流れを吹き飛ばして夏のインターハイの舞台へカムバック、強豪校の四日市工業を倒してベスト16まで登り詰めてきました。

一方の帯北も、冬の厳しい環境や練習環境が他の出場校に比べて不十分の中でも、困難を乗り越えながら十勝地区大会・北海道大会で徐々に結果を残し、昨年の第43回全国選抜高校テニスの団体戦に出場するまで飛躍。
勢いそのままに夏の北海道大会も通過を決め、初のインターハイ出場、大会でのシードにまで選出されるほどになりました。(※正式なシードではないかもしれません。ただドロー上はシードのような扱いとなっています)

だからこそ、今回の対戦は私を含め二高OBにとって、非常にエキサイティングなカードとなった訳です。
恩師二人が対戦相手として、同じコート、しかもインターハイの舞台で対戦をし、またそこまでの道のりが平坦ではなかったけども、こうしてインターハイまで勝ち上がってきた、本当に試合は数時間でしたが、胸熱な試合を見させていただきました!

最後に

まずは、改めてこの場をかりて、司さんと北浦さんに二高三年間で沢山していただいたことに、感謝させてください。

また今回は一二高テニス部OBとして意見や感想を書かせていただきました。きっと両監督思うことは少し違ったりするかもしれませんが、勝手なOBの感想をお許し下さい(笑)

またnote上で、今この記事を読んでくださっているテニス経験者/未経験者の方でも、法政二高と帯広北高校の応援や興味持っていただけますと嬉しいです!

最後に、出場選手の皆さんお疲れさまでした!
三年生はここで多くが引退となりますが、全日本が残っている選手は走りきって、そうではない選手は自分の好きなことに打ち込んで、残りの高校生活を充実させてください!
現役生も今回の夏の経験を生かして、冬の選抜・そして来年のインターハイとより躍進を続けるために、頑張ってください!

長々と失礼致しました。
ではまた!


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