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2022年の個人的振り返り(音楽編)

リスナー編

『悪魔の子』のYouTube再生数が爆伸びしてテンションが爆上がりした

『悪魔の子』は、今年放送された『進撃の巨人 Final Season Part2』のED曲。作品の世界観やストーリーをとても的確に表現していて、楽曲単体でもアニソンとしてもすさまじく名曲だ……という感想を抱きました。最初に聞いたとき、ライナーがこの曲を聞いて耳をふさぎ苦悩する映像が私には視えました。マジで。

何が見えたかは人により異なると思いますが、作品にドンピシャばっちりハマる楽曲だ、と世界中の人々が感じたようで、それがYouTubeの再生数という形で可視化されたのだと思っています。
文字通りヒグチアイさんの十年来のファンなので、これは嬉しかったです。えぇ。

海外での評価も高かったようで、サウジアラビアのアニメエキスポにも出演。
音楽に国境はないというけれど、この曲の歌詞には「この言葉も訳されれば本当の意味は伝わらない」という一節がある。その上で、サウジアラビアの観客が声を合わせて合唱するシーンはめちゃくちゃ胸と目頭が熱くなりました。

こういうのをTwitterで眺めてテンションが上がりつつ、タイミングの合うところでヒグチアイさんのライブを数本、観に行きました。
印象に残っていたMCは、エゴサをやめた話と「ここに(聞きにきて)いる人がいることは絶対」の話です。5月8日、会場は早稲田奉仕園スコットホール。いつもいつでも、は難しいけれど、これからも私はできるだけ”絶対”な双子ちゃんでいつづけようと思っています。

藍谷凪 シーズン1劇場版 《白》

見つけてから(?)数年来の付き合いになる藍谷凪さんのライブは、今年も8〜9割くらい観に行きました。ファンというよりは「ほとんど友人か家族を見守るような気持ちで見ている」感覚なので、5月14日のリリースライブ《白》を見届けられたのは改めてよかったです。(ちなみに現地で観たあとに配信アーカイブを買ってもう一回観ました。)歌ってて楽しそう〜〜という印象と、アンコールでの涙目のMCが記憶に残っている。なお、この企画に対して「シーズン1劇場版」と表現したのは藍谷凪さん本人です。いつもの私のふざけたノリではありませんので悪しからず……。

《白》以降、個人的には「ライブに至るまでのコンテキスト」と「ステージ上のパフォーマンス」を切り分けて聞くことが増えたかなぁ、という気はします。友人として見るというより、いちアーティストのライブを観る、という感覚。(わかる人にしかわからないと思う。わからない人の方が多いだろうな……)

さのめいみ。ワンマンライブは豪華だった

9月23日は、昼夜2部公演だった『Aquanaut』を通して観ました。

グランドピアノ、ストリングス、エレキギター等々、かなり豪華なバンドセットだったのですが……それが伝わる写真が見当たらず。無念。映像の演出もあってすごく良かったです。せっかくなのでBlu-rayでライブ映像を販売してほしい。できればマルチアングルで……(←贅沢)

ちなみに、この日から販売されたマフラータオルは、弊宅では主に手拭きとして活躍しております。今治製で肌触りが良くてLove。


現地で観たライブのなかでベストアクトは夏未さん

「ピアノ弾き語りシンガーソングライター」について、私の個人的なランキング1位は長らくヒグチアイさんでした。これは未来永劫更新されることはないんだろうな……と思っていたのですが、今年、同率一位に並んだのが夏未さんでした。いや夏未さんのライブはマジですごいです。忙しくて最近ライブ観に行く暇がない……という人も、鋼の精神で有給休暇を取得して是が非でも足を運んでほしい。マジで。

普段は『WALTZMORE』というバンドでKey.+Cho.をされていますが、時々弾き語りでソロ活動もされています。今年は9月と10月に夏未名義での単独公演を2回。そのほかにもブッキングライブに出演されているので、ぜひぜひ足を運んでほしいです。こういう言い方好きじゃないけど、初めて聞いたら「こんな素敵なアーティストを今まで知らなかったなんて……めちゃくちゃ損してた……!」となると思います。(好みにハマらないならその限りではないですが……)
音源は各種サブスクで配信中なので、「夏未」で検索して年末年始に聞いてみてください。

以下、推しコメントではなく個人的な感想。
一番印象に残っているのは、9月2日のアコースティック編成の単独公演。ちょうど、仕事で「誠実さ」を発揮できずに疲れ切って転職するタイミングだったので、「青の蕾」「アイデンティティ」は嗚咽して泣きくずれそうになりました。(周りの迷惑になるので実際にはこらえて泣き崩れていない)
なんかこう……表現がややネガティブでアレなんですが、「一度地獄を通ってきて古傷を抱えながらも優しさや希望を歌う人」の歌には説得力がありますよね。

公演単位では上記の通りですが、曲単位でいえば、9月4日の〝美根〟さんの企画『3 Days of Mermaids』で夏未さんが歌った『水面へ』が個人的なベストアクトでした。〝美根〟さんの楽曲をピアノ弾き語りでカバーしたのですが、圧巻のパフォーマンス。拍手の大きさもさることながら、あまりのすごさに「すげぇ……」と思わず呟いてしまったお客さんもいるほど。なお、私はこれをもう一回聴きたかったので、帰宅途中にiPhoneからアーカイブ購入しました。あの演奏、なんとか権利関係を調整して配信してもらえないかな……。

神樂ありあ女史はn年ぶりに会うお客さんの顔を覚えていてすごいと思う

「いやお前ほかに褒めるところあるだろ…!」という気はするのですが、印象に残った話を書くのがこのnoteの趣旨なので、まずはエピソードを書きます。

コロナ禍で活動を制限されたり、それとは別の事情によりライブ活動を控えなけらばいけなかったり……と、環境や機会に恵まれているとは言い難い状況のなかで粛々と楽曲制作・音源制作やカバー動画の公開を続けている「神樂ありあ」女史。
久しぶりにライブを演るとのことで、観てきました。

彼女と顔を合わせるのは三年ぶりくらい(コロナ禍前)、それ以前に会った回数も少ないので「忘れられてたり気づかれなかったりしても仕方ないよなー」と思っていたのですが、物販でちゃんと私の顔と名前が一致しており、記憶力すげえなぁ……回線ごしでもちゃんとお客さんのことを思ってるなぁ……と感心しました。

‪── ‬人柄だけ褒めるのもアレなので、客観的に「すごい」が伝わるMVを貼っておきます。

この曲『情≠愛情』(情 not 愛情) の1:49あたりからめちゃくちゃ早口のフレーズがあるんですが、これ生でも毎回噛まずに歌えるんですよね……。すげぇな…と思いながらいつも聞いてます。

わりと(かなり?)生々しい歌詞を書いており、恋愛関係ですっきりしない感情を抱えている女性はぜひ一度聴いてほしいところ。各種サブスク音源へのリンクは↓こちら↓。


Twitter編

ここからは半ば番外編。「アーティストとファン」ではなく「よくわからない関係」になっている演者さんとの話。

わかないづみさんに「Twitterの友だち」と言われた

わかないづみは日本のウクレレ弾き語りシンガーソングライター。4枚のCDをメジャーリリースしている。以前のキャッチコピーは「ウクレレディストピア」。(Wikipedia風に紹介)

「普通のお客さん」のつもりで彼女のTwitterアカウントと交流していたのですが、ライブの物販で顔を合わせたときに「Twitterの友だち」と言われました。否定するのも変なのでそのまま受け入れています。
私のTwitterは、ツイートもリプライも概ねふざけて適当なことを言っているだけなのですが、ふざけすぎてアーティストに接する距離感ではないのかもしれません。来年は(少なくとも別のアーティストに対しては)多少距離感を見直そうと思います……。

天野花さんにマネージャー認定された

これも、よくも悪くも「距離感おかしい」系のエピソードです。下のツイートで「ふざけながらも告知のお手伝いしてくれたり」と言われているのが、おそらく私です。良い子のみんなと良い歳した大人のみなさんは、ツイート前半のスタンスでお願いします……。

天野花さんはステージングもかっこいい素敵なアーティストなのですが、告知がやや苦手でFRAMUのようなプラットフォームも使っていないため、ライブ予定が探しにくいと感じることが時々あります。

なので、自分やほかのファンの人の機会損失を避けるために、自発的に天野花さんの出演予定をまとめたりしてました。

こういうことしてたら、そりゃまぁ物販で顔を合わせたときに「わたしのマネージャー!!」と言われますよね。えぇ。

ついでに言うと、ツイキャスの配信でも限りなくスタッフに近い言動をしております。(ちなみにこれは天野花さんに限らず、ほかの人の配信でもやりがち)

以下、12月27日のツイキャスのコメント欄から、私のマネージャーっぽい言動を抜粋します。

「今年一年ありがとう」みたいなMCが始まったので
これは「物販にコード譜があるとみんな嬉しいかもしれない」的な会話の流れから。

これはやっても誰も不幸にならないし、今のところ古参のコアファンの方々からクレームも来ていないので、できるうち&やったほうが良いうちは続けていこうと思います。ライブ予約がメールベースではなく何かのプラットフォーム上での受付になり、一覧性が向上したら、徐々にやらなくなっていくと思います。(いや、その場合はリンク貼り魔になるのか……?)
あと、誰かに刺されそうになったらやめます。(花さんのファンは優しい方が多いので、多分ないと思う)

しずくだうみさんのライブにやっと足を運んで胸のつかえが取れた

しずくだうみさんのライブが12月18日にあり、聞いてきました。だうみさんは公式にはライブ休止中なので「これは行かねば次はいつになるかわからぬ……」と思い予約しました。

なのですが、「楽しみだった」というよりは「不義理を働いてはならぬ」という義務感のほうが強かったです。(楽しみにしていなかった、といえばもちろん嘘になるのですが。)

「謎の罪悪感」が発生する理由は、「日々ふざけたリプライで絡んでおきながらライブには一度も行ったことがなく通販も購入していない無課金勢」だったからですね。

「ふざけたリプライ」をいくつか抜粋しておきます。

‪──‬こんなノリのツイートが、ほかにもたくさんあります。少なく見積もって十数件くらいはあるはず……。

真面目にライブの感想をかいておくと「音源は曲の枠組みにうまく乗るよう声量や感情の量を適切に絞っているが、ライブでは蛇口をもっと開く感じ」でした。要はライブのほうがしずくだ曲を濃く味わえますよ、みなさんライブに行きましょう、です。

プレイヤー編

機材が一通り揃ったので来年からはDTMerをやれる……はずだ

これは別のnoteで詳しく書きますが、とりあえず宅録環境がばっちり整ってしまったので、やらない理由が「情熱が足りない」だけ……という、精神を追い込む状況になりました。なので、「これでも行動しないということは、お前は音楽を愛していないのだろう?」という天の声による糾弾をしりぞけながら、2023年はマイペースに音源をつくっていこうと思います……。

以上です。

仕事とプライベートに関しての振り返り&2023年の抱負的なものは、年が明けてから書きます。(時間がなくなってしまったので)

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