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資本主義社会における性愛と慰撫のかたち、出会い系サイト、あとフェミに理解あるゲイ

深淵は すごく ふかい
というお話です。深すぎるので課金バリアです。課金した人だけ面白がってください。
もうちょっとリリカルな書き出しがないか悩んだんだけど、この話、「深淵はすごくふかい」以外の形容を私は持ちえないのである……えーと、人間の寂しさと欲望が純化されるとこうなるんですね、みたいな?

2010年くらいの出会い系サイトってやつ

インターネッツには「フェミニズムに目覚めた30代ゲイ男性」なる論客が存在するらしく、氏が女性誌に書く記事がけっこう頻繁にサジェストされてきます。私は氏のことをうっすら「腐女子の思い描く『フェミニストに優しいゲイ』みたいだなぁ、と常々思いながら記事を読んでいたんですけれど(実際どうなのかはわからない)、 度々目につくのが「ゲイである自分が女性のフリをして出会い系サイトに入ったら、大変な女性差別を受けた」という記事であった。

女なんてチョロいと思っていた……なのにこんな大変な仕打ちを受けていたなんて……! 内容についてはまぁいいです、論じるの面倒なので。それより、何回目か読んでわたくしふと気がついた。

「差別的な発言」の例としては、「挨拶もなしにセクハラ」「お前呼ばわり」「手料理を要求」「生でヤラせて」など。まぁ、メンヘラ狙いで足切りを仕掛けてくるナンパ師がTinder型のアプリに群生していることは想像に容易いので、そこはまぁ宜し……いや宜しくない! Tinder型っていうのはあれです。プロフィール出してフリックで相手を選んでアポ、ってやつ。Pairsとかタップルとか?あれの日本でのサービス開始は2012年なので、10年前だとまだ使えません。

件の記事、「差別的なメール」として例示されるやつ、10年とか前の出会い系ユーザーにしては応答のIQが高すぎるんですよね(※)

応答のIQが高すぎる』?
ええと、言い換えましょう。「非論理的思考」とやらが糾弾できる程度には知性がある。Tinder型アプリにいるヤリモクのナンパ師はまだギリギリ主語述語のある日本語をしゃべっているのです!

さて、ここからちょっと(対外的に)センシティブな話になるので課金バリアを貼りつつ、「こんな知性ある発話が存在するはずがない」って感じた理由について、順番に説明していきます。

これはもう10年前くらいの知り合いの知り合いの運営関係者からの又聞きなんですが(都市伝説ともいう)(そういうことにしてほしい)、

メールベースの古参出会い系サイトにおいて、女性会員として男性会員が話しているメール相手の99.9%は×××です。

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