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「子育てと仕事の両立どうしてる?」と聞かれて出てきた違和感


先日、ファイナンシャルプランナーの小谷晴美さんと、小谷さんの新著『女性ひとり起業スタートBOOK』の発売記念トークライブに出演させてもらった。


その時の、私に振られたテーマが「子育てと仕事の両立」だった。30分ほどのトークライブでは、子ども3人を育てながら起業してきた経緯についてお話しさせてもらった。

この記事を見て、小谷さんは私にトークライブ出演を依頼してくれたそうだ。



自分がやってきたことを話しながら、頭の隅っこで「あれ?なんか違う気がするな」という違和感があった。その時は上手く言葉にできなかったのだけど、大事なことな気がするので、書いてみたいと思う。



子育てと仕事の両立って、いつまでテーマになるんだろう

Blue Greyscale Photo Swimming Quote UAAP_NCAA Twitter Postのコピーのコピー (18)


「子育てと仕事の両立」というテーマを聞いたときに、そうか、2020年でもまだそのキーワードは成立するんだな、と思った。
そこに興味のある人は、まだまだ多いのだなと。

私が第1子を妊娠したのは、2007年。13年前だ。

所属していた広告制作会社が古い体質だったのか、「産休・育休などという制度は無い」と言われた。それはおかしい、と抗議したのをはっきり覚えている。

それから13年。イクメンブームが来て、働き方改革が叫ばれ、男性の育児休業が注目され、保育園では、送り迎えをするパパも増えたように見える。

でも、やっぱり「女性側の課題」として語られることが多い。


私は今「言葉で仕事をつくる」をテーマにした6カ月の講座をしている。受講生の半分以上は女性だ。子育て中の方の中には、「子供との時間を大事にするために、自分の仕事をつくりたい」と考える方も多い。

子育てをしながら起業した、という方の中には、自分の子育て経験を生かして、とか、子育てと仕事の両立で苦しかったことを次の世代に引き継ぎたくないから、とか、自分と同じように苦しむ人を救いたい、という動機も多いと感じる。

「子育てと仕事の両立」に苦しんだ経験が、モチベーションになるのだ。


なんとなく感じるようになった違和感の正体は、まだうまく言葉にできないけれど


なんとなくだけれど、最近セミナーや講座をしていて感じていることがある。


生涯結婚しない・子供を持たない人が増えている中で「子育て、子育て」では、自分の視野を狭めているかもしれないし、ビジネスチャンスを逃しているかもしれない。

最近感じている違和感の正体は、コレだと思う。

なんとなくだけれど、「子どもがいる」「子育て中」を全面的に出すと、それ以外の場所で生きている人との間に、壁を作っているように感じるのだ。

小さな村を作って、その中で、自分たちだけがわかる価値観を共有して生きることへの違和感というか。

価値観の合う人、分かり合える人と一緒にいると、心地よい。

だけどそこに慣れてしまうと、もっと広い世界があることを見失ってしまうのではないか。

上記のTwitterは「ターゲット設定」というビジネスやマーケティングの視点で書いたものだけれど、日常生活でも、「わかる人だけで固まる」というのがなんとなくしっくりこなくなってきたのかもしれない。あくまでの自分の中での話だけれど。

今、自分の目で見えているものは、「自分が見たいと思っているもの」である。人は、自分が見たいものしか見えていない。

見えない部分への想像力を持っていたいな、と思う。



トークライブで話した「時間がない中で仕事と家庭をうまくやるためにやっていること」を書こうと思ったけれど、長くなりそうなのでそれはまた次の機会に。


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