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楽しめる・読まない・観ない

前回の記事『五龍世界WOOLONG WORLD I 霧廟に臥す龍』の感想で「自分の体験が重なって読み進めなくなった」ということを書いた。
するとコメントで理解や共感、はたまた自分は違うなーという様々な感想をいただき大変興味深かった。
意見百出したのでまとめるのに時間がかかったけど、ようやく要約できました(ええ、ダジャレです。ダジャレですよ)。

不思議な感覚だけど似たようなことがあります(T・Mさん)

読めなくなるって、私もあります(N・Hさん)

自分がしたのに近い経験を主人公がしてるとノっちゃう(H・Dさん)

いつもありがとうございます

こういったひと様の考えに触れ、自分はどうだろうとあらためて考えてみたら、ひとつの疑問が浮かんだ。
少し今までの話とはズレるかもしれないが、私にとっては永年の疑問。

それは虹花さ…じゃなくてN・Hさんへのコメントの返事の中に出てきた。

私の母は、例えば身内が何かの病を得た時、それをネタにしたフィクションや、同じ経験をした方の体験記をすごく読むんです。
母にとってはそれできっと自分の中で消化できるようになるんでしょうけど、私は直視できない。

ひろうす

どうでしょう。

私は母のこの行動があまり理解できず、正直このコメントを書いて初めて「こうすることで母の中で消化(昇華?)できるんだな」と気づいた次第。

「所詮ひとごとだからそんなことが出来るんだ」
「当人にしたら、興味本位で面白がっているように見えるんじゃない?」
「私が病気になったら自分の病気に関するものなんて何も見たくないし、周りが見てたら嫌だけどな」

と思っていた。

興味を持ってもらって嬉しいと思う人や、自分のことだったら調べたくなる人、または家族の介護や看護の為に、家族として学ばざるを得ない人もいるでしょう。
私も過去には認知症の祖母の介護や、父が病気の時にしなければならないことがあったので、病院から渡された冊子を読んだり、興味を持って、あるいは何か救いを求めてドキュメンタリーを観たりはした。

けれど、それが小説や映画、ドラマやエッセイ漫画となると拒絶反応を起こしてしまう。

そんな人はどれくらいいるのだろう、全然そんなことないよという人もいるのだろうな。
そんな「あなたはどっち派?」話は面白い。

そこでこんな超シンプルなアンケートを考えてみた。
題して
スーパーウルトラハイパーシンプルドラゴンアンケート
(90年代風タイトル)

質問1

(始まってますよ!)
あなたは自分が抱えている悩みや問題と同じ、あるいは似たような事柄が、不意に作品(小説、映画、漫画、エッセイなど)に出てきた時、楽しめますか?

以下の2つの選択肢から選べ。

①楽しめる
②楽しめない

質問2

(これで最後!頑張って!)
あなたはご自分のごく身近な人が病気や障害を持つなど急な環境の変化に見舞われた時、そのことについてのフィクション及びノンフィクション、経験者による体験記を読みあさりますか?
また、映画やドラマ、ドキュメンタリーなどを観まくりますか?
(必要に迫られていたり、資格を取るための勉強は除く)

以下の2つの選択肢から選べ。

①読みあさる・観まくる
②読まない・観ない


読みあさるけど観ない人もいるか。
その場合は「読みあさる」「読まない」の方基準でお願いします。


あくまで「あなたはどっち派?」の面白話として楽しんで頂けたら嬉しい。

長くなりました。まとめましょう。
質問1と2、ふたつの選択肢のどちらを選ぶかで四つのパターンが出来る。多分。

い:①楽しめる①読みあさる・観まくる
ろ:①楽しめる②読まない・観ない
は:②楽しめない①読みあさる・観まくる
に:②楽しめない②読まない・観ない

私は「ろ」型。
好き好んで自分の悩みについて扱ったものを読んだり観たりはしないけど、不意に出てくるのはオーケーというしゅですね。
『五龍世界』では読めなくなったけど、あの経験が私にとってはレアだったから記憶にも残ったし、記録に残したくもなった。

このタイプが一番多いと思うんだけどどうなんだろう。
異論反論、こんなパターンもあるぜよなど、ご意見ご感想ありましたらそっと優しく教えて頂けると助かります。



この話、前回の記事のコメントで思いつき、本の虫読書録さ…じゃなくて、H・Dさんが記事にしてくれないかなーなどとズーズーしいことも書いたのだが、私もnoteを書き始めてそろそろ1年。
ひとり立ち(?)しなければと思い自分でも書いてみることにした。
成長著しい。とどまる所を知らない。


しかし、HON・Dさんが書いたバージョンも読めたら欣喜雀躍。

貴婦人が本のページをめくる為の道具

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