僕がフリーランスになるまでの期間は本当に短かった。

大学院を修了してからキッズフォトのスタジオで働いてから半年経たずに辞めて、フリーになった。

昔からのことだが、大人や社会と馴染むことが苦手だった。
黙って従っていたらいいこと、周りの人が当たり前のように流していることに対して、理不尽だとか、おかしいと思ったらそこに対して突っ込んでしまって、腫れ物扱いされたり、社会で生きていくならそういうものだと言われたりしてきた。

そういう生活を20年以上してきた結果、自分が生きていくにはフリーランスしかなかった。

ありがたいことに上下はあるものの自分が生活することはこれまでできてきた。

いま、このコロナという爆弾によって過去最低記録をダントツに叩き出すくらいに仕事がない。

フリーランスは好きでなったのだから自己責任だと言われる。自己責任であるのは、それはこんなことになる前からわかってる。

でも、どこかに就業するのが普通で、こういう時でも守られているのが当たり前だと思ってる方たちに対して、その就職先が消えてしまったとしても、そういう職についたから自己責任ってフリーランスの人たちが言うことはないと思う。

そうやって、普通と言われることが何らかの理由でできないから、選択肢がないからって人は少なからずいるだろうし、どの仕事に対しても尊敬の意は持ってると思っている。

どうして、誰かを敵にして、蔑んだり、嘲笑うことでしか自分の地位を保てないんだろう。
どうして、みんな大変だよね、お互いに何かできることないかな？ってならんのだろう。

それが今の世の中とか、そういう話を聞きたいわけではない。

自分ができることは、他の人もできて当然だという思考が本当に気持ち悪い。

かと言って、できない人もいるんだよ？だから助けてあげてよっていう話でもない。

普通に"普通"のことをできているあなたたちは素晴らしいんじゃないんですかね。

でも、あなたはあなたで、僕は僕。
ただそれだけ。